おふろのまち。
兵庫県の城崎温泉は奈良時代から続く全国有数の温泉地です。
柳並木が揺れ、水面に映える温泉宿と浴衣姿で街を行き交う人々。旅館が立ち並ぶレトロな街並みから響き渡る下駄の音が憂愁を誘います。
城崎温泉には外湯という公衆浴場があり、7つの外湯は歩いてはしごできる距離にあります。また、そのいくつかでは朝6時から入浴できるので、朝風呂を楽しむこともできます。
ひと風呂ついでに朝の温泉街をぶらぶらしてみました。
朝の城崎温泉は人もまばら。散歩している人もちらほらといます。
まんだら湯は朝から営業していませんでした。
日本の町にスーパーカブはよく合います。
御所の湯の通り沿いも昼間は湯治客で賑わいます。
川沿いには橋がいくつも掛けられています。
中には有形文化財に指定されたものもあります。
城崎温泉の象徴とも言えるヤナギも至るところにあります。
そしてレトロな町には必ずと言っていいほどある丸型ポスト。街の風景に自然と溶け込んでいました。
開店準備のお土産屋さん。9時頃になると徐々に人も増え始めます。
日頃の疲れを癒やし、日本人の心の故郷である温泉地。少しひんやりした朝の空気を感じつつ、静かな温泉街をひとり歩くというのもまた違った旅の形ですね。
今回のカメラとレンズ
カメラ:PENTAX k-3ⅱ
レンズ:smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
【おまけ】
城崎温泉に来る前、前日に寄った灯台から虹が見えました。
京都の日本海側、京丹後にある経ヶ岬灯台です。
晴れの予報だったのに灯台に近づくにつれて暗い雲が広がり、雨も降ってきて眺望は絶望だと思われていた矢先のことでした。瞬く間に雨が上がって虹が出るではありませんか。久々に「撮れ高の神」が舞い降りました。
ここもまた地獄のようなきつい階段と坂道を登らないとたどり着かない場所でして……自分の行くところってそういう場所が多いなとつくづく思います。ど、ドMちゃいますで。