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アメリカの女優【シシー・スペイセク(1949-)】の〈主演作〉4本の極私的ランキング


↓極私的ランキング。私は4本しか観てませんが主演作は他にもあります。
--------------------------------------------------------------------------------------◯『キャリー』(1976/米)
◯『地獄の逃避行』(1973/米) 〈劇場未公開〉
△『すみれは、ブルー』(1986/米) ■未DVD化
▼『目撃者マリー』(1985/米) ■未DVD化■ 〈劇場未公開〉
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女優デビュー作
の『ブラック・エース』(1972/米/Prime Cut)も観ていますが、ヒロイン役?だけど「脇役」レベル。映画の私的な評価は△佳作です。

https://k-plus.biz/archives/4008


4本の映画の関連リンク集




◆『キャリー』(1976/米/Carrie)


いわゆる「イヤボーン」系の元祖ではないでしょうか。詳しく知らないが。

1960年代の学生運動が盛んな時代から政治的敗北?によって、70年代以降は「校内暴力」⇒「家庭内暴力」と内向きになっていったんでしょうか。知らんけど。『モダンホラーとU.S.A. スティーヴン・キングの研究読本』(1985年/北宋社)には、日本の演劇の世界で1980年を境に主人公像が変化したと書いている。かつては「不良少年」が主人公だったが、「いじめられっ子」
の主人公が登場するようになったと(P.184-185)。スティーヴン・キングの原作は未読ですが、本作は「イジメ」「宗教2世」の問題?が描かれている。

《「キャリー」は、スティーヴン・キングの小説をもとにした、テレキネシス(念力)を持つ少女の物語。狂信的な母親のせいで常におどおどし、それがクラスメートのイタズラの対象となる、少女キャリーの復讐が、この新鮮なホラー映画の見どころである。ヒッチコック・タッチの恐怖に、オカルト的な血の恐怖がうまくミックスされている。シシー・スペイセクは、この映画でスターの仲間入りをし、ジョン・トラヴォルタとエミー・アーヴィングは初めて重要な役を与えられた。また、ブライアン・デ・パルマ監督は、「キャリー」に依ってその鬼才ぶりが認められ、映画界のニュー・パワーとみなされるようになった。》

ビデオのジャケットに掲載されている解説

1980年代後半に出た映画ガイド本のいくつかで「ヒッチッコクと(ヒッチコックフォロワー?の)デ・パルマ」を対比し、前者アゲ/後者サゲをよく見た。



オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_1066455_2.html
https://www.buyuru.com/item_994367_1.html


LD
(レーザーディスク)のジャケット写真

https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1227464432
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1227464432


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◆『地獄の逃避行』(1973/米/Badlands)


私は1990年代の後半から、それまで熱中していた漫画への興味を失い始め、漫画の代わりの「現実逃避」の娯楽として、中古ビデオ屋でレンタル落ちの映画(もちろん?エロビデオも)を買うようになり、その際は古本屋で購入した映画のガイド本を参考にしていた。ビデオがメインの「映画ガイド本」は主にバブル期の1980年代の後半に刊行されていたので、その頃の映画の評価には影響を受けていると思う。その中で『地獄の逃避行』は、本国アメリカでは絶大な評価をされているが日本では公開されていない(深夜にテレビでは放送された)「幻の傑作」という扱いだった。ビデオ化はされていたので、中古屋で「ワーナーレンタル用」のレンタル落ちビデオを入手した時は嬉しかった。映画は悪くなかったが、個人的には「予備知識無く深夜のテレビ放送」で観ていたら、特に10代で観ていたら傑作と感じたのではないかと思った。

ジャンル的には、△『夕陽に向って走れ』(1969/米)や『高校大パニック』(1978/日)と同類だけど、他とは違う特徴は、「クズな連続殺人犯」が主人公なのだが、不謹慎にも「詩情豊かな映像の青春映画」にしているところ。
「映像の美しさ」と「行動の鬼畜さ」が、どこまでいってもアンバランス



オリジナル予告篇

クライテリオンの「観るべき3つの理由」?動画


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_714348_7.html


関連投稿



◆『すみれは、ブルー』(1986/米/Violets Are Blue)


「初代キャリー」シシー・スペイセク主演の恋愛映画。国際的に活躍する独身の女性カメラマンが久しぶりに故郷に帰り、学生時代の恋人で現在は既に家庭を持ち地元の小さな新聞社で働くケビン・クラインと再会。不倫もの。ドロドロしていなくて後味が良く、海沿いの風景が美しい。本作の監督であるジャック・フィスク(1945-)はスペイセクの夫で有名映画の美術を担当。


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h419066127



◆『目撃者マリー』(1985/米/Marie)


B級ビデオ発掘カタログ』に掲載されていて観た映画。実在した事件がモデルのようです。議会の女性職員?が何者かから命を狙われるサスペンス。



オリジナル予告篇


海外の評価


VHSビデオのジャケット写真

https://www.buyuru.com/item_1062181_1.html


関連投稿  ※私の過去の投稿の「極私的ランキング」一覧


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