◆『セカンドインパクト』(1997/米/TV映画) ■未DVD化■ ※HBO製作
原題「The Second Civil War」は「二回目の南北戦争」という意味らしい。
本作は〈アメリカの分断〉を皮肉り風刺(サタイア)したブラックコメディ。
米国内の事情に詳しくないし、それほど面白くはないが、私的には△佳作。
↓私が7年前?にビデオで視聴した時に書いた今は記憶に無い「あらすじ」。
脚本は「クーデター」を描いた『パワープレイ』(78)で知られるカナダ人のマーティン・バーク、監督は『グレムリン』(84)のジョー・ダンテ。ジェームズ・コバーンが大統領のコンサルタント役。映像はチープ、最後は悲観的に終わる。映画の中のメディア批判?の台詞⇒『モーゼの時代にマスコミが存在してマスコミ対応が必須だったなら、モーゼもエジプトを出なかった』
VHSビデオのジャケット写真
■『セカンドインパクト』の日本と海外の評価
日本の評価
海外の評価
米国Amazonのカスタマーレビュー
■『セカンドインパクト』の関連作品(映画3本と漫画2作)
「ギャグ漫画家」として有名になる前の山上たつひこは生真面目な作風でシリアスな『光る風』(1970年)が有名。翌年の意欲的失敗作?『旅立て! ひらりん』(1971年)はサタイア(風刺劇)か。映画では『キャッチ22』と『アップルゲイツ』、漫画だと『気分はもう戦争』あたりが該当か。未読だが筒井康隆『東海道戦争』、矢作俊彦『あ・じゃ・ぱん』は予見的な風刺劇だろうか。
大友克洋『AKIRA』と、映像化もされた未読のP・K・ディック『高い城の男』は、どちらも「歴史改変SF(ありえたかもしれない未来)」になるか。
◆『キャッチ22』(1970/米/Catch-22) 原作はジョセフ・ヘラーの小説
◆『アップルゲイツ』(1990/米) ■未DVD化■ 典型的米国人一家を風刺
◆『パワープレイ』(1978/加+英) 監督/脚本:マーティン・バーク
◆原作:矢作俊彦+作画:大友克洋『気分はもう戦争』(1980-1981年)
◆山上たつひこ『旅立て! ひらりん』(1971年) 風刺というより不思議系!?
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