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宝塚歌劇星組《ロミオとジュリエット》観劇記①〜一年半ぶりの東京宝塚劇場😭😭〜

1.長い眠りについた街に

ここにきた。一年半ぶりに。

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前日まで行くか悩んだ。でも諦めきれなかった。なぜなら

《ロミジュリ》だったからだ😭😭😭

ロミオとジュリエット

宝塚、ミュージカルファンでなければ

『なんでそんなベタな演目見るの😳😳』と不思議がるだろう。

いやいや、ミュージカルのロミジュリは、傑作中の傑作だ。最初から最後までキャッチーな曲が目白押し‼️これを見ずしてミュージカル何を見る⁉️レベルの名作、個人的には。

しかも、ここ大事だが、ストーリーを追う必要がない。とにかく単純明快。なんといっても原作者が巨匠シェークスピアだし。もちろん、彼も、自分の作品がこんなノリノリのロックに乗って展開するとは思っていなかったと思うが。ロミオは破れジーンズはいてるし👖。

久々の日比谷駅。着いて愕然とする。

人がいない。なぜなら、

日比谷シャンテも東京ミッドタウン日比谷も閉館しているからだ‼️

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お昼を食べるつもりで13時30分開演のところ11時30分に着いてしまった。

まさか日比谷でお昼を食いっぱぐれるのか😨😨

あまりに予想外の(よく考えればすぐわかる。単に私が軽率なだけ😭)事態。必死でレストランを探す。ミッドタウン日比谷の一階カフェが開いていた。

ホッとしたのも束の間、ほぼ軽食しかないことが判明😨😨。

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かろうじてお腹に溜まりそうなチキンサラダを食べる。

シャンテが閉まっている以上、地下のズカショップ、ファンは必ず立ち寄るが、ファンでなければ恐ろしくて近寄れない店『キャトルレーブ』もやっていない。

時間が潰せない😨😨ということでカプチーノも頼んでみた。

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とはいえ、これ一杯で45分も持つわけがない。幸い今日は夏日の予報だったが、緑の多い日比谷は木陰が涼しい。12:30開場ではあったが15分前に店を出た。

チケットは日比谷に着いた時劇場に直行して自動発券機を利用した。

懐かしいピンクの観劇チケット😭😭😭‼️

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コロナ禍で観劇を控えている間、私の娯楽はもっぱらラグビー観戦だった。セブンイレブンで発券、値段も3000円前後の破格の安さ。スポーツ観戦、天気さえ気にならなければ本当に身近な娯楽。

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熊谷ラグビー場から熊谷駅まで3.6キロメートルの《ラグビーロード》なる道を歩いて帰ると、途中のポイントで《パナソニックワイルドナイツ》のカードをもらえて、チケットにオリジナルスタンプまで押してもらえる。

ちなみに、このチームはラグビートップリーグの超強豪❗️日本代表の稲垣選手や堀江選手も在籍。この日のスタンプは福岡堅樹選手。いずれもスーパースターではあるが、ヅカには全くいないタイプ。

さて、ようやく12時30分。入館。

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おお‼️ロミジュリ‼️今から期待が高まる。懐かしの赤絨毯の螺旋階段。

2階はもちろん、カフェも閉鎖、自販機のみ使用できる。

東京宝塚劇場新装20周年という事で、いまは星組の歴代ポスターが展示されている。

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やっぱりこれ!これを超えるスカピンは難しいよね。

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尊敬するみちこさん(北翔海莉さん)のお披露目。歌ウマすぎて泣ける😭😭『初めての恋』は名曲だったなあ。

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これも名作。みんなハマり役だった。ここに来れないうちに、だいもん(望海風斗さん)は退団してしまった😭😭

この写真を撮ってプログラムを買ったらする事がなくなった。

館内は私語も厳しく制限されていた。もちろん、職員の方の口調はとても柔らかい。しかし、ロミジュリだからといってはしゃげる雰囲気など全くない。

13時を過ぎてようやく着席できたが、することが無い。みんな黙ってスマホをいじる。

観劇前のあの高揚感。プログラムをめくりながら連れとの楽しいおしゃべり、一杯のコーヒー。

いかに大切な時間だったか。

ようやく13時30分

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今日は役がわりAパターン。

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ティボルトに愛ちゃん(愛月ひかるさん)、ベンヴォーリオにせおっち(瀬央ゆりあさん)。私的にベストな組み合わせ。

舞台が始まった。

2、愛ちゃん覚醒〜立場が人を作る⁈〜

こんなに素敵な男役だったのか‼️もちろん宙組の頃からスマートな正統派だとは思っていた。ただキキちゃん(芹香斗亜さん)との並びで、どちらかといえば、

渋いいぶし銀系

だと思っていた。ファンの方すみません🙇‍♀️🙇‍♀️

キラキラ✨✨✨だった。異次元に足が長い。

もう、立っているだけで目がいく。立ち姿も、セリフもこなれたもの。これぞ男役、という存在感は最後まで舞台全体を引き締めていた。

No.2という立ち位置は、愛ちゃんに新たな魅力と、なにより迫力を与えてくれた気がする。いやいや、お見事でした。

3. せおっちの真骨頂〜精悍そして誠実な男〜

せおっちも自分のキャラを生かしたいい役作りをしていた。

彼女の魅力は、男くさい雰囲気を持ちながらも透明感、清潔感も強いキャラであるところ。ベンヴォーリオは、一応やさぐれ青年なんだろうけど、『心は一途で純粋な青年』という役作りは成功だったと思う。台詞回しも歌も上手くなったよね😭。違和感がなかった。もう少しあくの強さがあってもよかったかな、好みだけれど。

3.くらっち、恐れ入りました🙇‍♀️〜おばさんを演じても正統派〜

くらっち(有沙瞳さん)が乳母⁉️

今回このキャストに1番驚きました。あの《正統派》そのもののくらっちが、おばさん役、しかもその上で高い演技力、歌唱力両方を求められる難役。

たしかに、DVDで美城れんさんの演技に見慣れた私には、あまりに細身で若々しいビジュアルの乳母にビックリ😳😳。でも演技はこなれてました。歌もバッチリ👌少し発声に無理があったけど、十分役を消化していたと思います。歌でも演技でもジュリエットを思う心が伝わってきました😭

役の少ない海外ミュージカル、仕方なかった、とはいえ、やはりくらっちには正統派ヒロインが似合います😊😊

せおっちとのコンビ『龍の宮物語』みたいな儚く美しい世界、また見たいなあ。

(明日は主役のお二人について🙇‍♀️)



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