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全国大学ラグビー選手権プチ観戦記☆準決勝☆明治vs東海〜その『一歩』に青春を賭けて〜

1.かわるもの、かわらぬもの

🎍2022年 新春🎍

年末から続く肌を刺すような冷気までも、どこか新鮮に感じられる🌟

ここはJR総武線千駄ヶ谷駅。

この年の夏、灼熱の太陽がアスファルトを焼きつける中、所用でこの駅を降りた日がある。

とにかく驚いた😳😳😳

改札を出た目の前には、ビッシリと装甲車や道府県の応援パトカーが並んでいたのだ😨😨

ちょうど東京パラリンピックの最中、その会場最寄り駅ではあったが、

世界中からアスリートが集い、今も目の前の施設で『スポーツの祭典』が行われている、とは到底思えなかった。

『これ以上近寄るな😡😡』と言わんばかりの厳重警備に、無観客開催の現実を知った😢

あの夏、そして秋を経ても尚、私達は依然『普通でない日常』を生き続け、ついにまた年を越してしまったのだ😢

とはいえ、今目の前に広がる光景は、表面上以前と変わらぬ『長閑な千駄ヶ谷』だ。信号を渡ると、都心のど真ん中とは思えぬ広い空が広がる🌟🌟東京体育館脇の白いスロープを抜けると、目の前にあの【スポーツの殿堂】が姿を現した。

国立競技場

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屋根に木材をあしらい緑化も施された最新鋭のスタジアムは、ここが厳然たる【決戦の舞台】であることを私達に知らしめていた。

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全国大学ラグビーフットボール選手権大会

 準決勝

第一試合 明治大学vs東海大学

年末の早明決戦を制し、心新たに国立に乗り込んだ明治、

盤石の試合運びで慶応を下し、満を持して国立の地を踏む東海、

観客は、私同様ダウンコートで【ベイマックス化】していたが、紫紺や青が首元や手元にチラホラと覗いていた。

手荷物検査を終えゲートを押して入場する。上下左右に広がる広い通路は、白く巨大な迷路のようだ😨訳もなく不安になりながら自分のゲートを見つけ、中に足を踏み入れた。

一年ぶりの国立競技場🌟🌟改めて思う。

ここは、このグラウンドに立つ者の、そしてそれを見守る人々の心までも呑み込む、壮大な【スポーツの聖地】なのだ。

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無限に並ぶかに見える座席、しかし今日のチケットは【連番】になっていた😨😨人数制限は緩和されていたが、まだ100%ではないはずだ。

どうやら、一層に観客が集められている。二層三層には、あえて空席のエリアがある。

この中途半端な観客数は、試合前の熱気をどこか希薄なものにしていた。

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いや、久々に味わう『肩付き合わせる』観戦に、我々観客が強い戸惑いに囚われていた、それだけかもしれないが。

選手達は試合前練習に入っていた。

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影になってよく見えないが、このポール後ろに立つ男性が、明治大学神鳥監督だろうか。就任一年目での準決勝進出、喜びより安堵の方が大きいか、いや、まだ安堵すらしていないのか、『メイジ』であるが故に。

年末の早明決戦は、お家芸たるFWの強さを出し尽くし勝利を掴み取った。しかし、

今季日大と引き分けた、とはいえ、東海はリーグ戦グループの『絶対王者』だ。走って良し、組んで良し、と穴がない。

東海はここまでほぼ危なげなく勝利を収めてきた。明治は、前年度の優勝、準優勝校との激闘を経てここに乗り込んできた。

攻守の引き出しをより多く開けた方が、勝利を手繰り寄せるのだろうか。

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空は雲一つなく、時折鳥が群れを成して天空にゆっくり弧を描いていた。

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2.前半〜聖地を駆ける〜

選手が入場してきた。

初めに明治大学

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続いて東海大学

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頂点へ、この青い『大海』を制し、翌週国立を紫紺に染め上げるか❗️明治大学。

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悲願達成へ、『紫紺の船』を沈め、『リーグ戦王者』の底力を見せつけるか、東海大学。

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試合が始まった。

試合序盤、攻守は目まぐるしく交代した。

東海陣内からの明治ボールラインアウト、

左に右に、速くボールを回していく。しかしパスが後ろに逸れた😢その処理で攻撃のテンポが乱れた明治にすかさず東海は絡む。

明治ペナルティー😢

怪我で久々の出場となった東海大学12番丸山凛太朗くんは、この日終始勝負感が冴えていた。

明治陣内での東海ボールラインアウト、

しかし今度は明治がボールに絡み東海ペナルティー😢

🔥ジャッカルにはジャッカルを🔥

再び明治が攻勢にでた。

しかしマイボールラインアウトでボール獲得に失敗😢明治ペナルティー、東海ボールのスクラムに。

しかし明治が組み勝った🌟🌟

明治の選手達はガッツポーズを見せ、何度も雄叫びを上げた🌟🌟その笑顔は晴れやかだ。

再び東海陣内、明治ボールラインアウト

ボールは大きく右に投げられた。走る明治14番松本くん、パスは繋がりボールは中央へ❗️

しかし、ここでもパスが後方に逸れてしまう😨

東海12番丸山くんは見逃さない🔥すかさず前へサッカーのように蹴りだした。前にコロコロ転がるボール、何とか明治も後に続く。東海はボールを外に蹴り出した。

あっという間に明治陣内、ゴールラインは目の前、

明治ボールのラインアウト。

ここは無難にボールを獲得、明治15番雲山君が外に蹴り出し陣地を挽回した。

しかし今度は東海ボールのラインアウト。

東海7番ナサミラ君は、明治ディフェンスを跳ね飛ばすかの様に強烈な推進力を披露する🔥そして明治ペナルティー😢

東海はショット選択 丸山君PG成功❗️

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東海大学先制❗️❗️

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時間は10分を経過した。

明治はすぐ反撃する。

マイボールラインアウトからボールを右へ動かす。

9番飯沼くんから10番伊藤君へ、そして選手の影から【突如】姿を現した11番石田くんへ🌟🌟

前はあいていた❗️

石田君に1番近い東海の選手は、他の選手へのディフェンスのため重心が反対に寄っている😨

東京五輪代表の韋駄天は、その聖地『国立』の地を瞬時に切り裂いていった🌟🌟🌟

12分 明治11番石田君、ど真ん中に会心のトライ❗️❗️

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12番広瀬君のCGも成功

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明治逆転❗️❗️

東海は即反撃する🔥速くボールを回し、強く体を当て明治ディフェンス網突破を図る🔥

東海の怒涛の攻撃を、明治は一つ一つ丁寧に止めていった。それでもジリジリ前進する東海、フェイズは既に8を超えた。

勝負に出た東海はボールを左に送るが、明治はこれに追いつき前進を阻止🔥🔥ゴールライン目前で東海10番武藤くんにボールが渡った🔥

しかし、明治は彼をライン外に押し出しトライを阻止🔥🔥

明治ボールのスクラム。

スクラムは何度も組み直された😳😳

試合は既に20分になろうとしていた。

そしてこの勝負に明治は勝った🔥🔥

選手達は駆け寄った。それぞれに雄叫びを上げ、手を叩き、ガッツポーズを見せた。

明治2番田森くんは、厳しい表情から一転笑顔を見せた。

明治はここで陣地挽回、ピンチを脱した🌟🌟

この後、

明治15番雲山君と東海10番武藤君は、キックの応酬を見せ攻撃の主導権を静かに争う。そして、

雲山君のボールが、大きな弧を描きそのままピッチの外へ、、でない⁉️なんと楕円球は止まり際『逆回転』し、ピタリとライン手前で止まったのだ😳😳😳。観客席は驚きの声を上げた😳😳

武藤君はやむなく外に蹴り出した。

東海陣内で明治ボールラインアウトに。

ボールは、雲山君の前進を起点として左右に大きく動いた。

しかし強烈な東海のタックルで明治ノックオン😢東海が反撃に転じる🔥

東海がキックで上げたボールを明治石田君がキャッチ、そのまま一気に右方向に走る🔥

ここから、ボールを持った雲山君、次いで松本君がステップを切り前へ、ここでボールは再び左へ、

東海ディフェンスは大きく右に寄っていた😨

大外左に明治の選手達が待っていた🔥、この3人は同時に走り始めた🔥🔥

雲山君、そして石田君へ🔥🔥

石田君は巧みにステップを切る。東海のディフェンスを1人振り切って左隅にトライ❗️❗️

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広瀬君はここも確実に決めた🌟🌟CG成功❗️❗️

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26分を経過した。

東海は再び力強く前に出る。明治は一体となり『一撃』の連続を止め続けた🔥

体の強い選手には複数で当たった🔥明治は落ち着いている。

膠着を打開できず、ここで東海はキックに切り替え、結局ボールを外に出した。

明治陣内明治ラインアウトから再びキックの応酬が続く。

今度は明治がボールを外に出した。

いまだ明治陣内東海ボールのラインアウト、

既に30分を経過した。

東海は抜け出すチャンスを窺う。

飛び出す東海🔥追いつく明治🔥

そして明治はボールに絡んだ🔥

東海ペナルティー😢

今度は東海陣内での明治ラインアウト

ボールは大きく左へ、中央から走り込んだ石田君がそのまま走る🔥

そして前へキック、ボールは前へ転がっていく🔥明治東海両校の選手が追いかける🔥

追いつくか⁉️

この顛末、観戦初心者の私にはよくわからない。録画映像でも確認したのだが😢

ここで、レフリーの判定は

明治ボールスクラム。

明治はすぐボールを出し右へ。

ボールは10番伊藤君から、飛び出してきた、いや『飛んできた』石田君へ🔥なんとか東海はここを止めるが、再びボールは飯沼君の手を経て、フリーになっていた8番大石君へ🔥🔥

大石君トライ❗️❗️

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広瀬君CG成功❗️❗️

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36分を経過。

明治は攻撃を続けるが、パスミスから一転東海ボールラインアウトに。

東海の攻撃が続いた🔥しかし、

明治の丁寧なディフェンスに攻撃のスピードが鈍る。

ここでホーンが鳴った。

明治がボール奪取🔥

雲山君がボールを外に蹴り出した。

前半終了

ハーフタイムに入るや否や、背後でこんな声が聞こえた。

『青学だって❗️』

そうか😳この日朝8時から、【箱根駅伝・往路】が始まっていた。駒澤が独走、と思っていたが、、

この40分間、すっかりこの事を忘れていた。

聖地国立での勝利を目指し、その『一投』、その『一撃』に命を燃やすこの青年達には同志がいたのだ。

箱根の選手達は、今まさにゴール芦ノ湖を目指し、寒く険しい箱根の山を駆け登っている。

進む方向は違っても、きっと思いは同じだろう。

前へ、前へ、

ただ、ひたすらに。

3、後半〜青と紫紺のShow Time 〜

試合は開始直後に動いた。

ハーフタイムで、東海は心の切り替えに見事成功していた🌟🌟若さとは『可能性』なのだ🌟🌟

東海はラインアウトから縦に強く当たり前進を図る🔥

連続攻撃からアドバンテージを得て更に敵陣へ迫る東海、明治ディフェンスは次第に崩れ大外右がスッポリ空いた😨、東海13番伊藤君は一気に直進🔥そのまま右隅にトライ❗️❗️

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丸山君は難しい角度を決めた❗️

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まだ後半開始2分だ😳😳しかし、

東海の攻撃は止まらない🔥🔥🔥この直後、

東海大外右へ一気に走り前進🔥

明治はようやく戻るが東海の速攻は続く🔥

気がつけばガッツリ一方に寄っていた明治のディフェンス😨

空いていた左方向に、東海丸山君から柔らかく蹴られたボールは、14番谷口くんの胸に❗️彼はそのまま走り切った🌟🌟

東海連続のトライ❗️❗️

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丸山君は難しい角度からCG成功❗️

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あっという間に4点差😳😳😳

明治は左右にボールを動かし、事態の打開を図る。

東海陣内での東海のペナルティーで、明治はボールを蹴り出した。しかし、ボールはラインの先まで飛んでいった😨得点のチャンスを逸し、東海ボールに😳

『嫌な予感するなあ😢この間みたいな』

どこからか、明治ファンのボヤキが聞こえてきた。年末の早明戦で同じような事確かにありました😢

それはさておき、東海はピンチ脱出、

東海ボールスクラムに。

東海のFW選手は軒並み体重100キロ超えらしい😳

ここは明治ペナルティー😨 東海フォワード陣は吠えた🔥🔥

試合開始から48分経過。

ここで石田君は23番齊藤くんに交代した。足を痛めたようだ😨😨

マイボールラインアウトから東海は攻めた。屈強な7番ナサミラくん8番トビオくんは倒れない🔥🔥ここで明治はボールに絡んだがノックオンに😢

東海ボールのスクラム ゴールラインは目前🔥

スクラムはこの場面でも何度も組み直された。

既に52分が経過。

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スクラムから8番トビオくんが飛び出す🔥これを起点にガンガン前進する東海🔥🔥ついに中央の10番武藤くんへ🔥武藤くんの前は空いていた。そのステップは美しかった🌟🌟

東海 ど真ん中に逆転のトライ❗️❗️

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丸山君のCG も決まり、東海が明治を3点リード❗️❗️

54分を経過した。

この後、キックの応酬の末、明治雲山君が自陣から絶妙なキックでボールをピッチ外へ🌟🌟

50/22成功😳😳新ルールが試合を動かす。

ここで13番江藤くんにかえて児玉くんが入った。そして間もなく、、

東海陣内明治ボールスクラム。

観客席から手拍子が起きた😳😳

体の強い児玉くんが前進攻撃の起点となる🔥

7番福田君が東海ディフェンス網をくぐり抜け前進🔥🔥

ここで東海ペナルティー😢

雲山君はボールに軽くタッチ😳、明治は速攻に出た🔥

しかし東海はボールを奪取、明治は再奪取を図る🔥

この後、東海はボールを前に落としてしまいノックオンだったのか、、映像を見てもどういう状況か私にはよくわからない。ただ東海陣内で東海ペナルティーの判定がでていた。

明治はショットを選択。広瀬君は確実に決めた❗️❗️

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明治、同点に追いつく🌟🌟🌟

試合は60分を経過した。

又もキックの応酬により、目まぐるしく攻守が入れ替わる。

そして、東海陣内で明治ボールのラインアウト。

獲得したボールは右へ、待っていた明治10番伊藤君は斜め右に走った🔥🔥

真正面からディフェンスが絡む🔥しかし見事にかわして、倒れかかりながらも体勢を立て直し、再び走った🔥🔥🔥

明治10番伊藤君、逆転のトライ❗️❗️

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(伊藤君は転んだ😨と思いこみ一瞬シャッターを押す指が緩んだせいで、結局トライ後の写真になってしまいました😢😢)

広瀬君のCG も成功❗️❗️

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66分を経過した。

東海はマイボールのラインアウトから攻めるが、明治がボール奪取🔥この時、東海にハイタックルのペナルティーがあった😢

明治ボールのラインアウト 呼吸が合わないがなんとかボールを保持、右へ左へボールを動かす。パスミスがあり、一旦ボールは東海に渡ったが、その後再びボールは明治に。

長く左方向へボールは投げられた🔥

7番福田君が走る🔥一度倒れるが再び走る🔥ボールは大きく右へ、そして15番雲山君が柔らかく前へキック🔥🔥

23番齊藤くんが走る🔥🔥転々と転がるボール、追いつけるか⁉️

齊藤くんの片手が伸びた🔥🔥🔥押さえたか⁉️

ボールは弾みながら、ラインの外に転がり出た。

レフリーは手を上げた後、すぐ副審に確認に走った。副審は首を振った。ここからは映像で分かったが

『副審ははっきりグラウンディングしたか見えなかったが、私(主審)はグラウンディングしたと見えたので、トライにします』

という趣旨の説明が主審のマイクから聞こえた。主審は改めて手を挙げた。

明治10番伊藤君、勝利を決定づけるトライ❗️❗️

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広瀬君のキックは失敗。12点差❗️

72分を経過。

明治陣内、キックされたボールを捉えた東海、

しかしボールを持つ東海10番武藤君に明治が絡み再奪取🔥

広瀬君のキックは、これまた絶妙にライン手前でストップ、東海はボールを蹴り出すしかない。

しかし明治ボールのラインアウトで東海がボールを奪取🔥攻撃を続ける🔥

東海7フェイズ目で明治がボールに絡む🔥

東海ペナルティー😢

あと5分。

明治はショット選択。

広瀬君は慎重に決めた❗️❗️

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15点差❗️❗️

東海は諦めない🔥再び明治陣内に迫るが、ここでノックオン😢

明治ボールのスクラムに。そして明治が組み勝った🔥🔥

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あと1分❗️

ラインアウトのボールを確保した明治、

時間は経過していく。

ホーンが鳴った。

12番広瀬君はボールを外に蹴り出した。

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ノーサイド

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明治大学の勝利🌟🌟🌟🌟🌟🌟

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笑顔のこぼれる明治の選手達、腰や膝に手を置き動かない東海の選手達。

私達観客は、ただ拍手を送り続けた。

80分間、己と向き合い、仲間と向き合い、ただ一つの目標にエネルギーの全てを注ぎ込んだ青年達に、私達はそれしかできることがなかった。

全力で生きたその『時間』は、生涯『心の杖』となる、必ず。

東海大学。その青は、国立の地に立つ強者に相応しいどこまでも深く強く美しい青だった🌟🌟🌟

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明治大学、【伝統】という重い荷物を背負った旅ももうすぐ終わる。

さあ、【決勝】という高く険しい山の頂きを目指して、ここから登り始めよう❗️

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〜あとがき〜

会場で見た準決勝ですが、翌日にみた録画映像は私を改めて驚かせました。

東海大学の速さ、強さ、巧さは想像を超えていました。後半着火した攻撃はまさに業火といっていい程のパワーを感じました。

その火消しに成功した明治の戦略、これにも驚かされました。天理、早稲田との死闘が、彼等をタフなアスリートに成長させたのでしょうか。

国立競技場は不思議な空間です。あまりに大きくて、目の前に起こった事がどこか現実とは思えなくて。試合も生で見ているのに映像で見ている気分になる、どこか長い夢をみているような。

そんな事もあり、映像で確認はしたものの、どこかフワッとした文章になってしまいました。まだ松の内という事でお許しください🙇‍♀️

最後に、

今回の副題は、植村直己さんの名著『青春を山に賭けて』をモチーフにしました。植村さんは明治大学ご出身、マッキンリーで消息を断つまで未踏の地に挑み続けた人生でした。

この日戦った両校の選手達も、箱根路を走った選手達も、見た事のない景色を目指して、懸命に足を前に運んでいたのだろうか、そんな想いをこの副題に込めました。

『山というものは、結局自分で見つけるものだろう。』『私にとって良い山とは、ひとつの極限を意味しているといっていい。』(植村直己『エベレストを越えて』より)












































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