Bリーグ2024/25観戦記・開幕節・アルバルク東京vs越谷アルファーズ〜B1、この高嶺に〜
1.秋霖に
冷たい雨☔
天気予報では昼から晴れるはずだったが😭
JR原宿駅 午後1時。
この街の人出は、天気の良し悪しなど関係ないらしい。
駅のエスカレーターを上りきった所から、世界各国の観光客がスマホをあちこちに掲げる。
一体何を撮るのだろう⁉️
なんとか傘を開いたものの駅前歩道橋は渋滞している😨😨
後方でベビーカーを抱えたママが濡れている。
【日曜+雨の原宿】は初めてではないが、こんな混雑は初めてだ😨歩道橋を登った人々は一様に同じ階段を降りていく、、
『あの試合』に参戦するために‼️
2024年10月5日 Bリーグ2024/25開幕節Game1 アルバルク東京vs越谷アルファーズ@代々木第一体育館
手荷物検査場前で無理やり畳んだ傘を、入場口でカバンに突っ込んだ。
雨の日観戦は何かと手間がかかる😵💫
とはいえ、
屋内競技は入ってしまえば夏は涼しく冬暖かく、いたって快適だ。
早速グッズ売り場へと向かう。既に列ができていた。
会場は既に自由席がびっしり埋まっている。
この日の対戦相手は、
越谷アルファーズ
昨季、智将安斎竜三HCの下で、見事B1昇格を果たした⭐️⭐️
さて、、
越谷=埼玉県の一都市だが、
一体どこにあるのか⁉️
念のため調べてみた。
この代々木第一体育館の最寄り『明治神宮前(原宿)』駅からは、
①東京メトロ千代田線で約40分の『北千住』 ②乗ったまま千代田線直通の東武スカイツリーライン急行で4駅、約20分で『越谷』駅に着く。
クレヨンしんちゃんの舞台『春日部』は二駅先、煎餅🍘で有名な『草加』は二駅手前だ。
埼玉、といってもかなり東京寄りにある。
場内はブザーの確認も終わり、『選手入場』が始まろうとしていた。
今季から、アリーナMCは『MC Bonji』さんが担当する。
まずは越谷アルファーズ(以下、越谷と表記する)、
この時、
歓声と共に越谷ブースター側から『白い棒』が一斉に『生えた』😳😳
先端が緑の白い棒、、
これが、越谷の定番応援グッズ、
『ネギばんばん』なのか‼️
『深谷、越谷、吉川』が、埼玉の三大ネギ名産地らしい。
ちなみに、
越谷ネギの多くは足立区のネギ専門市場に卸され、『千寿葱』のブランド名で流通している、との事。
ああ、新宿伊勢丹でみたことあるぞ😳
この超地元密着型応援グッズは、先端がポンポンの『ネギポンポン』や、草加せんべいをモチーフにした『せんべいクラップ』と進化を続けている。
この時は、アルバルク東京ブースターからも拍手が湧いた👏👏
B1の初公式試合、会場は屋内競技の『聖地』代々木第一体育館、しかも満員御礼だ⭐️⭐️
⭐️おめでとう⭐️アルファーズ⭐️
そして、アルバルク東京(以下、東京と表記)の入場、
場内が暗くなり、客席から赤いライトが灯される。
昨季、
土壇場で宇都宮に逆転を許して東地区優勝を逃した。
プレーオフでは琉球と激闘の末敗れた。
もちろん今季も優勝候補、聖地代々木をホームとする最後のシーズンだ🔥🔥
東京ブースターの声援も熱い。客席は上から下までほぼ埋まっていた。
両チームが練習を始めた。
ここで、
MCBonjiさんから1人の選手が紹介された。
ジェフ・ギブス選手=ギブちゃん、
安斎HCと同じ1980年生まれの44歳。
2010年、
当時JBLだったトヨタ自動車アルバルク=現アルバルク東京に6シーズン在籍し、チームの勝利に大いに貢献した⭐️⭐️
その後宇都宮、長崎、渋谷を経て、今季から越谷でプレー、今シーズン限りでの現役引退を発表していた。
アリーナは温かい拍手👏に包まれた。賞賛、労い、期待、、ブースター一人一人の思いが響く。
当のギブちゃんは淡々と練習をこなしていく。
さて、
ここからも私は写真を撮っているが、そのほとんどをnoteに掲載することができない🥲
屋内競技は、
①選手とファンの距離が極めて近く、
②バスケは上下に体が動くので、
どうしてもブースターの写り込みを避けることができないのだ。
加工アプリも試したが、選手の脇の下、指の間にもお顔が写り込むので、なかなかうまくいかない🥲
写真あっての観戦記とも思うが、ブースターのプライバシーは大切、潔く諦めることにした。
練習時間が終了すると、いよいよstarting5の紹介だ。
まずは越谷アルファーズ、
初めてのB1、強豪アルバルクにどんな戦いを挑むのか。
再び場内は暗くなった。
アルバルク東京の選手達が紹介される。
ビッグフラッグがアリーナに翻る。
吉井さんはチームを去ったが、今季も頂点を狙える盤石な布陣だ🔥🔥
試合が始まった。
2、第1Q&第2Q〜鉄壁〜
この試合、
『徹底した守り合いの前半』をなんと表現すれば良いのだろう。あえて例えるなら、
サッカー天皇杯、だろうか⁉️
守って守って隙をついてカウンター、のJ2チームに、
守りつつも相手を上回るチーム連携と個人技で揺さぶるJ1チーム、
との戦いに似ている。
守り合い、の前半だったが、両者の戦い方がなんだか違うのだ。
とはいえ、
越谷のディフェンスはよほど徹底していたのだろう。東京のシュートがこんなに決まらないのも珍しい。
序盤は越谷の方がペースを掴んでいた。横浜から移籍したソット選手(カイ・ソットさんだったことに今更気づいた😳)がゴール前に立つ。
とにかく背が高い、手が長い😳😳
終始リードしつつも東京は攻めあぐねていた。
それにしても、
越谷のフリースローの際、ゴール裏の東京ブースターは一斉に謎めいた布を揺らしていた😨😨
薄赤い布には、視力検査で使われる©️(ランドルド環というらしい)の記号が描かれ、各ブースターは、
↑、←、→、↓、と視力検査のように布の向きを変えてユラユラさせるのだ😳😳
間違いなく酔ってしまいそうな視力検査だが、越谷の選手達がどう感じたかは定かではない。
第1Q終了 16-15 東京1点のリード
お、越谷なかなかやるじゃないか😳
越谷ブースターからは拍手が湧いた👏👏
第2Q開始
相変わらず守り合いという展開が続いた。
残り時間5分00秒で22ー17、
ほとんど点が動かない‼️
両チームともに、シュートは決まらず、フリースローも2本揃わない。
残り時間3分24秒、
越谷ソアレス選手の2P成功、
22ー21 再び1点差に🔥このアシストはギブちゃんだった🌟
東京ここでタイムアウト。
東京の何が変わったのか、私には分からないが、幾分東京は自由に動けるようになった。
ザック、サイズ、ロシター、
と東京の【頼れる大型選手達】がこの後得点を決め、ジリッ、ジリッと越谷を離していく。
第2Q終了 31ー22 東京9点のリード
それでもまだ点差は一桁だ。
越谷の戦いは、ここまでまず成功なのだろう。
さて、東京ブースターは、新たなアリーナMCの下『let's go TOKYO❗️』を澱みなく連呼した。 プレシーズンマッチでは、Bonjiさんとの呼吸が合わず若干不安だったが、さすがプロは応援先導の呼吸をすぐにマスターしていた。
たかがlet's go、されどlet's go、応援の奥は深い。
3.第3Q&第4Q〜洗礼〜
第3Q開始。
前半の守り合いが嘘のように、両チームの攻撃スピードは加速、シュートの入れ合いになる。
勝負はここからなのだろう。
残り時間8分01秒で35ー30 点差は5点❗️
ただ、【撃ち合い】となると、攻撃の精度が如実に現れるのだろうか。
東京は残り時間6分34秒、
ロシター選手の2Pで41ー30 、点差はついに2桁に❗️
越谷はここでタイムアウト、安斎さんもここが勝負時と見たのか。
越谷は残り時間5分20秒、
松山選手がフリースローを2本決めて41ー34、点差を7点まで縮めたが、ここからさらに詰める事は遂に出来なかった。
第3Q終了 51ー40
11点差で東京のリード。
続く第4Qは、専ら東京がB1強豪の凄みを見せつける形で進んだ。
小酒部選手の目の覚めるような3P🌟
長く美しい放物線を描き、ズバッとリングを撃ち抜いた瞬間会場に歓声が弾けた⭐️⭐️
それは東京ブースターの安堵の吐息でもあった。それまであまりにストレスフルな展開だったのだ。
それにしても、
後半の越谷は不用意なパスが目立った。そこからのスティールで東京に点を献上する場面も🥲
シュートも、無理な体勢からか決めきれない。
あえて言えば、
『B1仕様』ではない不用意さであり無理だった。
致命傷だったのは、最後までフリースローの成功率が良くなかったことだろう。
あの東京ブースターの『視力検査的』謎ブーイングは、それなりに効き目があったのだろうか⁉️
試合終了
75ー57 丁度数字をひっくり返した点差に😳
東京、18点差の快勝⭐️⭐️最後は余裕があった。
観客は、最後に地力を見せた東京に、奮闘を続けた越谷に温かい拍手を送った。
ああ、Bリーグのシーズンが始まったのだ。ここから週末に、水曜夜に、一喜一憂する日々が始まる。
外は冷たい雨が降り続いていた☂️
人混みに揉まれ揉まれてようやく表参道の歩道橋までたどり着いた。
原宿の街は、僅かに陽が残っていた。
〜あとがき〜
Bリーグの季節がやってきました。
試合前の期待、試合の興奮、試合後の余韻、
この心揺さぶられる空間に今季も足を運びます。
バスケはサッカーやラグビーと違い、試合写真の使用に気を遣います。
正直なところ、バスケ素人の観戦記は、試合の雰囲気を伝える写真がなければただの『独り言』かもしれません。
それでも、参戦した試合の記録は残したい❗️
今季は、主に試合前の雰囲気を伝える、そんな忘備録的プチ観戦記として続けていこうと思います。
それにしても、越谷のネギばんばんはインパクト抜群でした😳😳
ちなみに、
『煎餅は草加だろ⁉️』と思った方、
私も調べて驚きました。草加せんべいの定義はもっと広かったのです。
越谷で製造しても『草加せんべい』なのですよ⭐️
( 体調を崩し、観戦記を書くのが遅れに遅れました。その後越谷はホームで【西の雄】島根に初勝利❗️おめでとうございます⭐️⭐️東京は、【死のグループ中地区😨】で首位を快走中⭐️⭐️今後が楽しみです。)