ゴローさんの『ヤマスタ☆フルハウス』計画を勝手に応援する④〜アウェーファン⁉️へのおもてなし〜
ヤマハ発動機ジュビロ改め、静岡ブルーレヴズ
この運営に携わる新会社のCROに、W杯2015日本代表だった五郎丸歩さんが就任した。
新会社社長山谷拓志さん(上掲写真右側の方)からのミッションは
『ヤマハスタジアム開幕戦を満員にせよ❗️』
【ヤマスタ☆フルハウス計画】
この重責を担うゴローさんを勝手に応援する企画。
今回が4回目。
第1回は、新幹線掛川、浜松駅からスタジアムまでのアクセス問題
第2回は、試合終了後の食糧調達問題、
第3回目は、雨の日対策、
そして今回のテーマは、
《アウェーファン⁉️へのおもてなし》
⁉️がついている理由は後述する。
1.『ホーム&アウェー』のない世界
プロ野球なら『ホーム&ビジター』。
Jリーグ&Bリーグは『ホーム&アウェー』。
呼称は違えど、チームは、ホームスタジアムと相手方のスタジアム(以下、アウェーという)をそれぞれ使って試合をする。
ホームでは徹底的に応援され、アウェーではこれでもかと相手の応援に晒される。
特に、TVでみたBリーグは、室内競技だけにその雰囲気は強烈だった。
これに対して、ラグビーは【企業スポーツ】特有の事情がある。
今まで、試合の全てを日本ラグビー協会が管理していた。各チームは興行権を持たず、指定された会場で試合をした。
2021シーズンの第2節、静岡県が本拠地のレヴズと東京都世田谷区が本拠地のリコーとの試合会場は、東大阪市の花園ラグビー場だった。
もちろん、ダービーマッチはある。
サントリーvs東芝は『府中ダービー』
リコーvsキヤノンは『事務機ダービー』といわれる。
とはいえ、
『俺はサントリーファンだから、東芝なんて応援できない』
『俺はリコーファンだから、キヤノンの赤いユニフォームは見るのも腹が立つ』
なんて話を、個人的には耳にしたことがない。
もちろん、『企業内』は話が別だ。お互い業務用複合機の売上げを競うリコーとキヤノンの社員さん達は、当然互いを『ライバル』だと思うだろう。
ただ、これはあくまで内輪の『ホーム&アウェー』の話であって、両企業の社員でないファンは、決してお互いの事を嫌いではない。
『府中ダービー』は、両社の工場、練習場が府中市内にあることからこう呼ばれるが、社員以外のファンは『どちらも好き』である事も珍しくない。
なぜ、こんな現象が起こるのか?
2.社会人ラグビーより大学ラグビー⁉️
『ラグビー人気』
今もその根幹を支えているのは、
大学ラグビーだ。
特に、関東大学ラグビー対抗戦グループの
明治、早稲田、慶應義塾、
この3校の定期戦である
早慶戦、早明戦
は、長い歴史と伝統に彩られている。
野球なら甲子園があるが、花形はやはりプロ野球。
しかし、ラグビーの場合、社会人ラグビーより大学ラグビーが好き、というファンは意外と多い。大学ラグビーだけに興味を持つファンも少なくない。
特に、あの熱狂的な早慶戦、早明戦の雰囲気は、『トップリーグプレーオフ決勝』以上のものがある。これは本当だ。
当然のことながら、彼らはもれなく卒業して社会人となる。
殆どの部員は一般就職し、ごく限られたエース達がトップリーグに進む。
ここで考えてみる。
ゴローさんは早稲田出身だ。
2006年の日本選手権、監督《きよみい》こと清宮監督の下で、早稲田大学ラグビー部はトヨタ自動車を撃破、伝説の試合として今日まで語り継がれている。
あの時の部員、ゴローさんと矢富さんはヤマハに入部したが、佐々木隆道さんはサントリーに入部している。
早稲田ファンとしては、いや大学ラグビーファンとしては、あの偉業を成し遂げた『彼ら』のその後も応援したい、と思うだろう。
となると、ヤマハも応援したいがサントリーも応援したい。
つまり、
『チームを所有する会社の従業員さん』以外のラグビーファンは、
大学ラグビーで選手を知り、『その選手』を応援する。
あるいは、応援する『大学』の選手を『丸ごと』応援する
という『個人』単位の応援が多い。
この背景のもとで、
新リーグの掲げる『ホーム&アウェー方式』が、ファンにすぐ浸透するか、となると微妙なのが現実ではないか。
応援するチームを『ただ一つ』に選ぶことが難しいのだ。
『良いプレーには拍手をしましょう』
という中立的な応援の推奨も、『徹底的にホームチームを応援する』という形とは馴染みにくい。
そう考えると、ヤマスタを訪れるファンの中には
『レヴズも相手チームも応援したい。両方応援してもいい。』
というファンが少なからず存在するのではないか。となると、
ここからが、ゴローさんの腕の見せ所となる。
3.『早稲田ラグビー』ファンを引き寄せる
まずは、ゴローさんが集客に頑張る姿を積極的に示して
『ゴローがそこまでやるなら、レヴズのヤマスタ開幕戦行ってみるか』
と早稲田ラグビーファンに思わせて欲しい。
『早稲田ラグビー部グッズお持ちの方は、当日レヴズグッズ一割引、もしくはオリジナルカードプレゼント』みたいに積極的に早稲田ラグビーファンに呼びかけてもいい。
なにしろ早稲田は、卒業生だけ数えても日本全国、静岡県内に山のようにいる。その母校愛に訴えることは悪いことでもなんでもない。
もちろん、学歴差別??等と誤解されないように、あくまで『早稲田ラグビー部ファン』に呼びかけることが大事だ。
4.アウェーファンにも優しいスタジアム
ヤマハスタジアムに乗り込む、形式的には『アウェー』のファン、この『方式』に慣れていないだけにとても心細いかもしれない。
彼らは、キヤノンやコベルコスティーラーズのファンかもしれないが、レヴズが嫌いなわけでもない。逆も然り。
それなら、とりあえず『共存共栄』すればいいじゃないか❗️
特に、スポーツエンタメの豊富な大都市圏のチーム、集客は想像以上に大変だ。
最初のうちは『来てくれてありがとう!そちらのホームゲームにも行きますから』
という歓迎モードでもいいんじゃないか、という気がする。来場記念も、ホーム、アウェーファン問わずもれなくプレゼントすればよい。
スタジアムは、満席になってこそ盛り上がる。
ヤマスタの場合、アウェーファンはトヨタ以外遠方からやってくる。それなりに居心地が良くないと『二度と来ない』、になりかねない。
もともと、『どのチームもそれなりに好き』というファンが多いスポーツ、サッカーやバスケと集客アプローチが異なって当然だと思う。
それじゃ、選手の強いメンタルが育たない❗️という声もあるだろう。
それは、、まず大学ラグビーなど【育成段階の大改革の問題】であって、今のゴローさんが心配する話ではない。
ゴローさん、頑張ってください❗️