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ドラマ『さよならのつづき』感想
このストーリーは1話がつらすぎて最初挫折してしまったが、時間をおいて見始めたら割とすんなり受け入れることができた。もう終えた人もこれからの人も楽しさを共有できるように残しておきたい。タイトルの意味も踏まえて考察してみよう。
主人公の女性が事故で亡くした婚約者の心臓を移植した男性と思わぬ形で出会い、交流を深めていく。元婚約者の心臓で生きている男性に昔の記憶が残っているのを時折感じさせると、女性は惹かれずにはいられなかった。やがて先が長くないことを悟った男性は最後の時間をともに過ごすために女性のもとに向かう。
出会いと別れはどんな形を伴うか分からないが、いつか必ずやってくる。人は適切なタイミングで会うべき人に会えるようになっているとか。いなくなるのは消えることではなく、いなくなる前よりずっと側にいるのかもしれない。
そう思うと、人との別れも寂しいことばかりではないように思う。人の想いが誰かに結びつき、心を寄せ合う中でともに生きていく。ひとりでも決してひとりぼっちじゃない、そんな気持ちになれる。
さよならのつづきというタイトルには、遠くにいても人は何らかの形で繋がっていると込められているのではないか。誰かに愛された記憶があれば何があっても強い心持ちで生きていける。そういう意味で自分は最強だと思ったりした。