
ゴマが何とかしてくれる。
見た目も味のうち。
よく聞く言葉です。特に、懐石料理やフランス料理は盛り付けも楽しみのひとつらしい。(食べたことないけど)
私は料理が得意じゃないので、少しでも美味しく見えるように何とか工夫します。
その一つが見た目。
そこで欠かせないのが、ゴマです。とりあえず、ほとんどの韓国料理(鍋類は除外)にゴマを振りかけると、見栄えが良くなります。
ごまを振りかけたけで、『私、一生懸命作りました』無言のアピールが通じるわが家です。
チャプチェ、イカのコチュジャン炒め、ゆで豚、鶏肉の辛い煮物、豆腐の煮物、プルコギにゴマを一振りすると白い色が加わって美味しく見えるから、あらっ、不思議。
変わったところでは、韓国式海苔巻きの上にもパラパラ、茶碗蒸しの上にもパラパラ、義姉はキムジャン(冬に多量にキムチをつけること)のときにもゴマをたくさん振りかけてました。
ヤンニョム醤油(ごま油、ネギ、しょうゆなどの合わせ醤油)にもゴマをパラパラ。
冷麺、トッポキ、ジャジャン麺にも、どうぞ。
ここでのポイントは白ごまを使うこと。キムチをはじめとして、食卓には赤の占める割合が半分以上です。なので、黒ゴマより白ゴマの方が映えます。
『私、一生懸命作りました。』声に出さない無言のアピール。
そしてゴマがかかっていると、主人の機嫌も良くなる感じ。
なのでこれはパラパラしないわけにはいきません。
またごま油もたくさん使います。
キムチを炒める時、わかめスープのわかめを炒める時、茶碗蒸しの仕上げにも、ちょろっとかけると臭みが取れます。炒め物の仕上げにかける感じ。サンギョプサルを食べる時もゴマ油をつけて食べます。これが不思議と脂っぽくないんです。油と脂で中和される感じ。
ごま油を使うと高級感が倍増しします。
香りも味のうちですからね。
野菜の和え物にはごま油じゃなくて、えごま油がおすすめです。日本でもえごま油ブームになってましたよね。
韓国ではこのえごま油がとてもお高め。ごま油の3倍はします。奇跡的に買ったときは最後の一滴まで搾り取る気合で使いきります。
今日の夕食は奮発してプルコギです。
白ごまフリフリして、ごま油をチョロリとかけたら、
今日の平和が守られます。
バンザイ。
ゴマパワー。