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完敗だぜ、そのチョイス。

TOP画像のhappyっぷりが素敵過ぎる。
わりかし脳内あんな感じのような気もするけど、グソグソになってしまうこともあるので、日々あんな感じでいられたら良いな、なんて思ったり。
なんかクリエイティブ値高そうだし。
私が考えつかないようなことを閃きそうだ。
というか色彩と構図自体がそもそも素敵。

もう昔のことになるが、就職活動に明け暮れていた時代が私にもあった。就職氷河期というわけでもないが、売り手市場でもなかったが、就職活動自体はあまり苦痛には感じていなかった。

色々な会社に堂々と足を踏み入れられるし、気になることは質問できるしで、結構楽しんでいた気がする。文字を書いたりするのが昔から好きだったので、エントリーシートを書くのが楽しかったというのもある。
時間があれば、その空き時間でエントリー可能な会社の面接を受けていた気がする。

わざとなのかもしれないけれど、選考が進むにつれて似たような会社同士(同業他社と呼ばれるような)の面接日が被ってくる。「さぁ、お前はどっちの会社を選ぶのだ?」といった感じだったのだろうか?

さて、そんな就職活動の中でツワモノに出会った。
どこの会社の面談だったか忘れたが、それなりに選考が進み、幹部役員たちが5名、就活生5名位の面接での出来事だったと思う。

志望動機や自分の長所や短所、ありきたりの質問の後に次のような問いが投げられた。

「あなたを身体の一部に例えるならどこですか?」

実際自分はなんて答えただろう?あまり記憶にないってことは、無難な返答をしたのだと思う。そんな中、私の横に座っていた兵(つわもの)は、ハイと元気良く返事をしたかと思うと、立ち上がり、ピンとした軸を維持したまま、ハキハキと答えたのだ。

「乳首です。常に先端で敏感です!!!」

わーおっ。はい採用。私が面接官だったら、君採用。
胸の内で隣の猛者に掌が痛くなるほどの拍手を送りつつ、自分の負けを素直に認めざるを得なかった。
実際私はその会社に勤めてはいない。彼が受かったかどうかは知らないが、その面接は通過していて欲しいと思う。日本の会社には、彼みたいな人が必要だと思う。

まぁ、冷静に考えてみれば、乳首は身体の構造上先端にはなり得ないのだけれど。ボンキュボンスタイルであれば、可能性はあるとは思うけど、残念なことに兵は男性であった。女性である私もまことに残念ながら、身体の先端は鼻である。

緊張した、ピンと張り詰めた空間の空気をフワッと緩められる人ってすごいと思う。その行為に救われる人はきっとたくさんいるだろう。
「千鳥のクセがスゴいネタGP」を観ながら、そんなことを思ったので昔の記憶を呼び戻して書いてみた。

言葉のセンスって人それぞれだから面白い。
時々なんて素晴らしいセンスの持ち主なんだ!っていう人に出会ったり、怒っていてもその怒りがどっかに飛んでいってしまうような切り返しをされることがある。
その度に情景の念を抱いたりするけれど、今日私の言葉もきちんと届いているのだと、私の言葉で心を動かしてくれる人がいるのだと知った。
直接お礼を言おうかと思ったけれど、そっとして欲しいという意向があったので、海で拾った瓶は、そっと大事に持ち帰って飾ることにしたよ。ありがとう。

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