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「ビギナーズ・マインド(初心)」鈴木俊隆

昔から本棚にあった本
なので、ついている付箋は何年も前に響いた箇所
その昔ドキュンとした文章を拾い読みしていたら、今の方がすんなり活字が入ってくるし、まだまだ新たな付箋がつきそうな本

【今朝の朗読】
禅マインド(禅心)の修行とは、ビギナーズ・マインド(初心)の修行です。
いったい私とは誰か、という最初の探求の無垢な心が、禅の修行全体にわたって必要とされるのです。

初心者の心とは、空であり、専門家のもっている「くせ」がなく、すべての可能性に対して、それを受け入れ、疑い、開かれている、準備のある心です。それは、ものごとをありのままに見ることのできる心であり、一歩一歩、あるいは一瞬の閃きのうちに、ものごとすべての本来の姿を悟ることのできる心です。

初心とは、道元禅師のよく使われた言葉です。
書道における禅の方法は、まるで初心者のようにして、うまく見せようとか、きれいに書こうと考えずに、まっすぐに書くことです。
そして、自分がまるで書くということをはじめて見つけたかのように、すべての注意を払って、書きます。そのとき、あなた本来の姿がすべて書に表れます。
これが、一瞬一瞬、修行を行っていくやり方なのです。


2023/10/06
朝ヨガ瞑想朗読

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