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点と点を繋ぐ線
昨日は栃木県で開催されました講習会に参加して参りました。
「菌ちゃん農法」
ってお聞きになった事はありますか?
八雲が菌ちゃん農法に、ビビっと来た理由
数年前、知り合いから竹林の「ハンペン」をもらいました。
……何のこっちゃ?
と思われますよね(笑)
寒い時期に竹林に行くと、地面に白いカビのような物がビッシリついた葉の固まり…あるの、見た事ありますか?
枯れた葉をどかすと、結構あります。
アレが「ハンペン」。
もちろん、竹林じゃなくても、確かあったと思います。
バラを育てていると、葉が黒点病になったり、黒星になってくる。
薬は使いたく無いので色々、試しましたが……期待するほどの効果は得られませんでした。
これから冬の「寒肥入れ」が始まります。春先に咲く花は、これから冬眠に入りますので、その時期に傷んだ枝葉を落とし、土に堆肥や腐葉土を混ぜ込むのです。
特にバラは春先に綺麗に咲かせる為には寒肥入れといた方がいいです。
プランターで育ててるバラは、必須かもしれません。
だってそこからしか、翌春、花を咲かせる栄養取れないんですもの。
んで、その時にですね、ハンペンを入れたんです。
………
………正直、言います。
「何をやってもどのみち、葉は(黒点で)真っ黒になるだろう。でも、とりあえず試しにハンペン入れとこ」
ぐらいの気持ちでした(笑)
あれ?……そろそろ出て来る、キヤツらが、いない……
ふと気づいたのは翌年の梅雨時期でした。
あの美しい緑の葉を黒く染めていく、黒星・黒点が、その年には出ないバラがあったんです。
???
あ、ハンペン入れた鉢だけ、出てないわ…( ゚д゚)
って気づいたんです。
他には何もしてません。
色々、やってたんです。でも…ストチューをスプレーするのも、疲れたのでむしろやめました(笑)
糸状菌。
ハンペンの正式名称(笑)を知ったのはその時でした。
これ、畑に使えたりしないかなぁ?
他の花ではどうだろう?
そんな事をおもっていた矢先、吉田俊道先生の講義があるとお聞きし参加致しました。
私がここで、あーの、こーの言うより(笑)「百聞は一見にしかず」
吉田先生の講演会に是非、足を運んでみて下さい。日本全国で、催かれていらっしゃいます。
なので八雲の心に響いたお話を2つ。
野菜の為に、菌が頑張って栄養を送る
そして微生物は助け合って糸状菌の育成を促すのだと言う事。
土の中の菌が助け合って、健康な野菜に成長するんだって事を初めて知りました。
虫達にとっても、高分子の野菜や人間にとって栄養価の高い野菜は、必要無いってご存知でしたか? 私も初めて知りました…
吉田先生は分かりやすい例としてジブリの映画を出してお話していらっしゃいました。
やっぱり…
そうだよね。
「風の谷のナウシカ」を見て、
「これって、現代の土の事じゃなかろうか?」と思った。
風の谷では「手が石のように動かなくなってしまう」病。
そして子供が産まれてもなかなか丈夫に育たない。
として描かれていたけど、
現実社会でも同じでは?
重い軽いに関わらず
花粉症、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎…
何ひとつアレルギーじゃ無い人を見つける方が難しい。
ハッキリと言えるのは私達の親世代に「アレルギー」の人は、ほとんど居なかった。ウチが田舎だったからかもだけど(笑)私は聞いた事が無い。
…それって土じゃないの?
野菜じゃないの?
野菜自体が不健康だから人も不健康になるんでは?
と思っていたのです。
そして私が涙が出そうになったお話。
吉田先生は保育園や幼稚園でも菌ちゃん農法を子供達に教えていらっしゃるそうなんですが、
「菌は子供達の言葉を分かってるんだよ」とおっしゃっていました。
畑のウネに糸状菌を置き、そして子供達に
「みんな、毎日菌ちゃんに声を掛けてあげてね」
と言うと子供達は元気良く
「はーい!菌ちゃん!元気に育ってね〜!!」
ウネに手を当てて、そう声を掛けるのだそう。可愛いですね〜😊❤️
…そんな事でいい野菜が出来るなら苦労しないよ。
とか何とか思われたそこの、あなた。
あの写真を見せてあげたいです。
保育園児たちが、吉田先生監修の元で作った畑で、育った野菜達。
今まで見た、どの人参よりも…白菜よりも元気でツヤツヤで大きかったです!!
本当に!!ビックリしました。
私も田舎者なので(笑)分かりますが人参の葉っぱなんて、普通の人参の2〜3倍くらいありましたよ。
何をどうやったら、こんな元気に成長するのか?
吉田先生は「子供達の声が、特に効果的ですよ。」
とおっしゃっていましたが、きっとそう。
菌も「生き物」
私達、人間も、動物も、野菜も、生きている。皆んな同じ「生き物」。
「元気に育ってね」
その言葉をきっと理解しているんです。
今年の冬はウネを作って早速、菌ちゃん農法を取り入れてみたいと思っています。
楽しみ〜!!
色々、ウネの作り方とかも、やり比べてみよう。違いが分かるかもしれない。
吉田先生。
学びになるお時間をありがとうございます。
著書も、購入致しましたので読み込みたいと思います!