雷鳴
希望だねアンデルセンのアヒルのこあのこにどうか届きますよう
出来たかな?往年の望み今日こそはゴロゴロ鳴りて夢応援す
「そんなにも待ってたように鳴らんでも」雷鳴近く脅すようにさ
雨音が重力こめて強がりぬそれならいっそ悩み消してよ
句読点なきお手紙のやさしさや迷路みたいなこころ模様に
台風の風がちいさな秋を連れ思わせぶりに涼しさくれる
本当に言いたいことは言えなくて曇り空みて苦笑いする
それにしても、殺人級の暑さ、駅の階段を上がるだけで 玉のような汗が噴き出す。まだ 台風ではないかもしれないけど、わずかに涼しい風を連れてきた。
どうか 暴れませんように。自然を侮ってはいけないね。
PS アンデルセンは 決して恵まれた生涯ではなかった。でも 彼は言う。「私の人生は 美しい物語のよう」と。彼の童話を読んでいると、まるで リストの曲が流れてくるような深い時間をくれる。