袂を分つ時

ムズムズする。花粉症ではないです笑

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桜のころは、イガイガする

うんとちいさい頃から苦手です。

だれかが飛び立っていく

残り香はうつくしくて苦手です。

日々を重ねていると 急に今までの空気では

吸い込んでも吸い込んでも 胸が満ちてこない

足は前向きに生えていて

進むしか選択肢はない

知らなかった時には戻れない

セラピーも恋も同じです

キュッてどっかが締め付けられて

振り返らず、まだある気配を感じながら

光のほうだけを見つめる

だから、とてもいやです

だから、とてもすきです

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鮮やかに空から降ってくる

見上げる横顔 艶めいて

いちばん綺麗に会える気がするから



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