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完全に迷信です。「自分が出来てないことに注目すれば、現状に甘んじず、向上の意欲がわくはず…」

治療の場で、これ、こういう考え方持ってる人、問題です。

良いことに注目する…正の注目
悪いことに注目する…負の注目

これはアドラー心理学の用語です。


治療の現場では、まず前回との変化をお聞きします。

「前回の治療後、どんな変化があったか教えてください」

これは必ずお聞きするんです。


これは、治療に問題がなかったかが気になるから、なんですけど、同時に、

「治療終了直後はなかったけど、時間がたつうちに現れる変化」が必ず何かあって、それは、治療室では知りえない情報。だから知りたいわけです。


このときに必ず物事のマイナス面を見つけるのが得意な方がいます。そういう人って、往々にして「生真面目」です。


「うーん、、足が冷えて…最近職場でエアコンが入るようになったんですけど、前はちょっと温かさを感じられていたのに、エアコンが入ってから一気に冷えてしまって」

うーん…。
今、サラッと言ったけど、ちょっと待て。

「前はちょっと温かさを感じられていた」んだね?

そっちじゃなくて、夏になって職場にエアコンが入るという、どうしようもない部分に注目するのかね?


この人は、負の注目、マイナス面に注視が行ってしまうという癖を持っています。

負の注目ってのは、一つの出来事の負の側面ばかりを注視することです。


人が向上したり、改善したり、成功したりするときって、「まだまだだ」「私はまだこの部分ができてない」と、自分のできてない面に注目しているときではありません。

赤ちゃんが転んでも転んでも、何度でも立ち上がりたがるでしょう?

そういうときの赤ちゃんが、負の注目してると思いますか?

「俺はまだまだだぁ」とか、そんなこと考えてると思います?

何も考えてないですよね。

無心です。無心に本能に突き動かされている。


一方、人が、自分のできてない部分に注目し続けるとき、その人は、自分のモチベーションをせっせと削ってる。


何事も「継続が力なり」ということは、誰でも耳タコなほどよく知ってます

それなのに、継続力の源、モチベーションを自ら削りに行ってどうするよ?

治療を投げ出すことが目的なんでしょうか?治療をやめる理由を探しているなら、それで正解です。


コップの水の話で、コップに水が半分入っている。これは事実。

これを、「まだ水が半分も入っている!」と喜ぶか、「もう半分しかない」と嘆くか。これは、本人の胸先三寸の話。


そこでその胸先三寸がどう考えるかは、「自分で選べる」

そこで「選んだ感情」の結果が、次の行動に繋がる第一手なのです。


治療の現場に話を戻しますけど、

「あのひどかった怪我がここまで治った!」と喜ぶか、「こんなに苦しいリハビリを続けているのに、この程度しかできないなんて!」と嘆くか。

どっちが、モチベーション上がりますかね?

後者で、モチベーション上がる人、いるなら出てこい。


私なら、絶対そういう気持ちのままで、これから先も辛いリハビリを耐えられるとは思えません。

もっと治っていきたい!と、真の向上心を湧きたたせるなら、「あのひどかった怪我がここまで治った!」ということに注目すべきです。

負の注目を「良し」と思っている人は、自分の感情すら知らない大馬鹿者です。


「出来ないこと、マイナス面に注目すれば、現状に甘んじず、向上の意欲がわくはず…」

ストイックな俺、かっこいい?違います。

もし、それを自分の子どもにやったら一目瞭然分かりますよ。

子どもがみるみる意欲を失うのが、目に見えてわかるはずです。

なんでそんな馬鹿なことを自分に対してやってるんですか?


完全に迷信です。

良くなっていくのは、「自分は良くなっている」、「これからも益々良くなるはずだ!」と思っている人だけです。

クソ迷信は、いますぐ破り捨ててください。


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