05『製造パートナーとの出会い。』【メンズコスメ開発の舞台裏】現在進行形2022ローンチ予定
私はヒトで決める人間です。
自分がリスペクトできる人々と一緒にメンズコスメを開発したい。
利他の心を持ち、誰かのために動ける人々に対して、リスペクトの気持ちがあります。
ブランドのコンセプトとしても、「リスペクト」というのは非常に重要なキーワードです。
共に創るパートナーもユーザーも、私たちに関わる全てのヒトは「BUDDY」でいたい。
BUDDYは確かな信頼とも呼べるでしょう。
ブランドと製造の垣根を越えて、共創できるBUDDYパートナー。
これを私は求めていたのでした。
製造パートナーとの出会い。
全体のブランドコンセプトなどが全てまとまり、一番重要な中身の製造パートナーとの共創をスタートしました。
私たちのアイデアを具現化できるパートナー。
それは、サティス製薬さんという会社です。
ブランドの立ち上げにおいて、数社お声かけをして…というのがスタンダードな方法かと思いますが、私は最初から一択で決めていました。
サティス製薬さんに断られたら、このビジネスも撤退することを決めていました。
サティス製薬さんとは、クリエイティブの仕事でご一緒する機会がこれまでもあり、そこにいらっしゃるスタッフ皆さんの真摯な仕事に対する姿勢を陰で見ていたので、「開発をお願いするならここしかない」と決めていました。
プレゼン・ミーティング等の実施
まずは私たちのブランドの価値観をお伝えするべく、サティス製薬さんにプレゼンを行いました。今考えると、あの時のプレゼンは、情熱だけの塊君のような状態でした(汗)。
D2Cビジネスの初心者が大海原にダイブする感覚です。
私はこの段階でコスメに対する知識・理解は非常に乏しい状態でした。
ゼロに限りなく近かったと思います。
だから、とにかく学ぶつもりで一瞬一瞬の言葉を全て記録したのを覚えています。
ミーティングの末、社長からも様々な参考書籍を教えていただき、業界におけるコモンセンス(共通認識)も教えてもらいました。
学びのスタート
D2Cにおけるグローバル企業のサクセスストーリーやマーケティング手法、成分理解のアウトライン等、様々な書籍を読み始めました。これは現在も勉強中です。
成分系の勉強はとくに頭に入ってこなく、非常に苦労しています。(汗)
最初のプレゼンから約1ヵ月でマーケティング知識はかなり深まってきました。
どれも試してみたいものばかりで、ワクワクしながらも、頭は少しコンフューズしていたと思います。(汗)
なぜ、コンフューズしたか?
私たちにはスタートアップとして、大きな資金はありません。
しかしながら、「やってみたい!」と思うことがワンサカあって、「お金ないし、どーしよう?」という状態。
正直、「やりたいけど、できないかも…」と自問自答を繰り返し、苦しいと思うこともありました。
そんな時はビールを飲んで、一呼吸。(気が付いたらベットイン…汗)
ただし、私には一つの“答え“はありました。
「お金をかければ、売れるは間違い。」ということです。
それはベストプラクティスではありません。
私は20代の時にレコード会社で販売促進の仕事をしていました。
様々なプロモーションからプロダクトがリリースされ、「まさか」をたくさん経験させてもらいました。
セオリーはあっても、絶対的な成功方法なんて、この世に存在しないことを知ったのです。
「資金がなくても、知恵を出し、小さな挑戦ができるか」が鍵です。
そして、第三者に任せるのではなく、自らデザインし、自らPRを実施すること。
商品開発、マーケティングの旅はブランド運営において一生続きます。
この旅を楽しみ、多くのBUDDYと繋がる日を夢見て。
<続>
次回は様々な競合製品のメンズコスメを使いまくった日々を紹介します。