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不器用なんていない
はなをいけるときには
切る、矯める(曲げる)、折る、束ねる等々
手の技を駆使することになる
先日、
なかなか思うようにいけることができず
「わたしは不器用だから向かないかも」
と言い出したお弟子さんがいた
それは違うのである
不器用なひと、というのはいない
体(手)の使い方を分かっていないだけなのだ
「そんなことないですよ
一年前にここに来たときと今日では
ぜんぜん違うじゃないですか」
そういうと
「確かにそうですね、ちゃんと上達してました」
と実感してもらえた
このお弟子さんは花ばさみがうまく持てなかった
持ち方がおかしくなるたびに
「指っゆびっ」と注意し続けた
半年ほど四苦八苦したけどすっかり治った
切ることが難しかった太い枝も
一発でばちんと切ることができるようになった
要は道具を使いこなせてなかっただけだ
日本の道具は使いこなすまでが大変だけど
使いこなせるようになったらこんなに便利なものはない
そういうものが多い
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器用さは瞬時に手に入るものじゃない
コツは言葉で教えることはできるけれど
実際にできるようになるためには
何度も何度も練習して訓練して
感覚を手に覚えさせるしかない
体の使い方を覚えるというのは
向き不向きというより
いかに訓練し【続ける】か、という方が大きい
同郷の大谷翔平くんだって練習をし【続け】てる
専門のトレーナーをつけて教えてもらい【続け】てる
【稽古は回数】
いけばな稽古は先生が常に二人三脚で
よりそって並走し続けてくれる
諦めず辛抱強く続けることができれば
誰でも器用さは手に入れることができる
そしてそれは普段の暮らしに繋がっていく
いけばなは暮らしの中に溶け込んでいるものなのだ
🐇いけばな教室 西宮市🐰
へなうさ工房:甲子園球場そば
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