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そのまま無条件に受け入れてみるのも、悪くない
映画『TANG』を観てきた
めちゃくちゃ告知してたからあらすじはご存じの方も多いだろうね
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わたしが『機械が知能をもったはなし』と一番最初に出会ったのは高校生から大学生の頃、つまり40年ほど前!清水玲子さんの作品だった
とてもきれいな絵のファンタジー、感情をもつロボットたち
いまだにアンドロイドとヒューマノイドの違いも分からないけれど、清水玲子さんの描く機械が心をもった世界はとても美しく切ないものだった
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そして、TANG
TANGがかわいらしくてかわいらしくて、、、
とにかくひたすらに仕草(動き?)がかわいらしかった
特に健のためにコーヒーを運んでくるシーンには「へへへ」と笑いながらぼろぼろ涙がでてしまった
ほぼCGとなにかで聞いたけど、こんなにかわいらしいあどけない仕草をロボットにさせるなんて、陳腐になっちゃうけど、すごいなぁすごいなぁ、ただただこの言葉しかでてこない
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空いっぱい配達ドローンが飛び、ご飯を作ったりゴミ出しをしてくれるロボットが当たり前に生活の中にいて、ペットもロボットっていう時代設定なんだけど、TANGと主人公健が出会うシーンは緑がいっぱいの中
中国の深センのシーンは人工物ばかりだったけど、他のシーンは自然豊かできれいな場所が多かった
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機械、ロボットがたくさんいる時代になっても、
いや、ロボットがたくさんいる時代だからこそ、豊かな自然の中で人々は暮らしている
もしもこの映画の制作に関わった方々の願いがそこにもあったなら、とても嬉しいことだな
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友人に「秋峰ちゃんは、ナニをみてもそのまま受け入れて感動しちゃうお安い簡単なイイお客だよね」ってよく言われるけど、批判とか否定の目でみるんじゃなく、そのままを受け入れてみるっていうのも悪くないって思う
いろいろツッコまれてる映画だけど、心が荒み切っている今のわたしの心に絆創膏、
そのまま素直に受け入れたら心がほんのり温かくなる優しい映画と思うのです