【読書記録】2023年3月
時間というのはあっという間に過ぎていきますね。もうGWがすぐそこまで!!
1冊目:山尾悠子『ラピスラズリ』
単行本を読んだため、あらすじはありませんでした。省略します。
友人との読書会の課題図書でした。わかるようでわからない物語だった。難しかったです。
ストーリーは3章の【竈の秋】が一番想像しやすかったけど、登場人物が多く視点がくるくる変わるのと、時系列が行ったり来たりするから混乱するのよね。登場人物はメモしながら読んだけど、そうしてやっと読めるって感じでした。
冬眠する人々とは一体何だったんだろう。
2冊目:米澤穂信『本と鍵の季節』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
初めて米澤穂信さんの著書を読みました。短編連作集だったので読みやすかったです。
【昔話を聞かせておくれよ】からの【友よ知るなかれ】の流れと終わり方が好みでした。松倉くんはきっと数日したら何事もなかったようにひょっこり図書室に顔を出すんだろうなあ。そんな想像が出来ました。
続編も絶対面白いと思うので、読みたいです。
3冊目:山本幸久、古沢良太『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
コンフィデンスマンのノベライズ版は映画とまたひと味違うシナリオになっているので読むのが楽しみなのですが、プリンセス編のノベライズもかなり面白かったです。
映画ではラストの方まで打ち解けることがなかったフウ家の三兄弟が、こちらでは徐々に打ち解けていくのがわかっていくし、赤星がコックリにとってイイ人でとても良い。
英雄編のノベライズ版も手に入り次第読みたいなあ。
4冊目:高山真『エゴイスト』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんで映画化された作品です。ちなみに映画は未視聴です。
とても読みやすく、3~4時間で読み切ってしまいました。
「誰かのため」って何かをするけど、結局それは自分のためなんだよな……って思わされた。純粋な気持ちからの行動も見方を変えたらエゴに映ってしまうよなあ。そもそも「愛」自体がエゴとすら思えてしまう。
こちらは著者の高山さんの自伝的小説らしい。高山さんの考え方とか知りたくなったのでエッセイも読みたいです。
5冊目:池井戸潤『不祥事』
あらすじ(文庫版裏表紙より引用)
2014年に俳優の杏さんが主演で【花咲舞が黙ってない】というタイトルでドラマ化している本作。ドラマは未視聴なんですけど、これを読んでめっちゃドラマが見たくなりました。アマプラでは配信されていなくて残念です。
連作集でサクサク読めたし、面白かった。
最後の章、あんなに簡単に引き下がるタイプの父親だろうか?とは思ったものの、スカッとするラストで良かった。
花咲舞シリーズ読み切りたいなあ。
おわりに
3月は5冊の読了で、そのうち3冊が積読でした。今日時点で残りの積読は23冊。鈍足ですがこれでも徐々に減っているんだよ!
しかし、積読を消化すればするほど続編などの関連書籍が読みたくなって、読みたい本が雪だるま式に増えていく……嬉しい悩み。
最近推している推しが読書家なので、推しが読んでるらしい作品も読みたいし、もっと読書に時間を割きたいなあ。