一緒に笑い転げながら手を叩いた時とは違う今日だけれど

幸せなら手を叩こう

あれは何がきっかけで
そんな話になったのか
もうそれすら記憶が無いのだけれど
『幸せなら手を叩こう』を
日本人の友達と歌った時、
オランダ姓の彼が大きな声で
『それって世界にあるんだな』と驚いた。

それから私たちが日本語で歌って
彼が英語で歌って
全く同じな事にみんなして笑い転げた。

それからオランダ姓の彼とは
いろんな共通点を探すこと
いろんな違う点を探すことが
楽しみになった。

彼はオランダで生まれ
父親の仕事の関係でオマーンへ移り
その後カナダに移住した。

小さい時に見ていたセサミストリートに
青いビッグバードが出ていたんだと
彼が話すときに
『マジかよ笑笑』と笑って流していたけれど
今年、NYのMET（メトロポリタン）の屋上に
青いビッグバートをモチーフにしたオブジェが
飾られたと言うニュースを見て
『マジかよ笑笑』と笑ってしまった。

20年経っても
青いビッグバードで
笑わせてくれるなんて思ってもなかった。

幸せなら手を叩こう

『宿木の下でキスをすると永遠の愛』
そんな事を言いながら
『永遠って何だろうな』って
白い息を吐きながら2人で見上げたあの夜。

幸せなら手を叩こう
そう歌いながら叩いてみた。

もうあの大声の
どこにいても分かる笑い声は聞こえてこない。
でも
でも強がりでもなく
私は手を叩けるくらい幸せなんだ。

永遠って
今だに何のことなのか私は分からないけれど
きっと貴方の存在が永遠なんだと思う。

2021年もたくさん泣いて笑って
過ごすことが出来ました。
2022年も
その終わりに静かにてが叩ける1年になります様に

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