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働くこと、子育てすること、生きることと自分で居ること

福祉の世界に来て3年が経ちました。
思う事がいろいろあります。

不満があるなら、
福祉の世界、その世界は優しいけれど
働く人にはちっとも優しく無い世界だと
言うこと。

私は今現在働く法人しか知りません。
障害者福祉で
入所、通所、就労の場、就労移行の場
そしてグループホームととても大きな法人です。
徹底した同性介助で
毎月1回勉強会があり
それとは別に、副責任者、責任者と
月1は最低でも研修か勉強会があります。

それは法人の歴史の中で
障害者と共に様々な自由を求めて活動して来た事や虐待の黒い記憶などがあるからです。

常に職員には厳しく
第三者機関からの目が光っています。
また同じ様に
伴走してくれる指導者の存在もあります。

私は法人内でもイレギュラーな存在だと
言われています。

福祉系の勉強も経験もなく
福祉系にありがちな『ツテ』もありません。
ましてや身内に障害があると言う訳でも無く
本当にぽっと入ったのです。

1年間は生活支援を経験し
人として生きる事の全てを経験しました。
不快な時は泣いて
お腹が空けば大声を出し
歩く事もままならず
でも自分の好きな音楽を聴いたり
絵を描いたり
動かなければ
動く指だけでやればいいし
自力がダメなら他力がある。
食べたら排泄するし
疲れたら眠る。

そして2年目、3年目と就労移行支援に異動し
人が自己を認め
強みの見出し、社会の中で生きて行く成長を
日々見ています。
小学校からずっと不登校で
高校も行けず引き篭もりで
やっと今初めて外に出た方がいます。
家族や支援者以外の人と話す事が出来たと言う人がいます。

楽しいと感じるのは
まだ3年目のひよっこですが
仕事を通して
働くことの意味を考える毎日がある事です。
なぜ私は、私たちは働くのか、
働くことに意味や価値はあるのか。

それと同じように
なぜ生きるのかと言う問い。
生き辛くしているのは何だろう。
自分なのか
社会なのか
家族なのか
それも人それぞれです。
1つ答えを見つけても
それは答えもどきだったと
また立ち返る。

子育ても
育てている様で
実は自分が育てられているみたいな感覚があって
私の今の支援って言う仕事も
凄く似てるなぁと思います。

確かにキツくて
大変なことも多い何でも屋さんですが
ただただ忙しいと言うだけでない仕事が
凄くラッキーだと思っています。

問い続けるって
私、好きだよなぁと自覚した今日でした。


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