お互いがそれぞれの『性』に関わる事を知っておく大切さ
私には尊敬するnoterさんや
大好きなnoterさんが幸せな事に沢山います。
そのお一人である、金木犀さんが
先日『娘さんの生理用品を買いにいく父親』について記事を書かれていました。
その記事を読んで
私はとても考える事、思い出す事がありました。
我が家の2人の子ども達は
既に性教育を私なりに話していて
1つ大きな段階は終えています。
それは男女の身体の違いや
それに伴う生理の事や射精の事、
それから性行為が妊娠に繋がる事です。
うちはシングルマザーなので
男性性器については息子にとって充分で無い感は
否めず、それは申し訳ないなと思っています。
私が特に2人に伝えたかったのに
1つは性行為の事です。
それが妊娠と言う事に繋がる事や
将来大切な人が出来、愛し
その表現の1つとしてSEXがあるなら
必ず避妊をする事。
それは男女問わず、自分の身を守る事にもなります。
愛情表現として私はSEXはありだと思っています。
でもそれは望まない妊娠と言う事の危険性もある。
愛する人の為にも、その事を熟知していなければなりません。
そしてもう1つが女性の生理の事です。
私は父にも自分が生理痛で辛かった時も
薬が欲しいとは相談出来ませんでしたので
ヤングケアラーの走りであり
父子家庭だったため自分で薬局に買いに行きました。
最初に働いた銀行も、生理に関しては
そこまで寛容ではありませんでした。
そんな時代でも無かったのかも知れません。
どれだけ辛かろうと、薬を飲み
私だけでなく女性行員の誰もが
その日をやり過ごし働いていました。
家でも同じで
生理痛だからと言って晩御飯を作らないと言う
選択肢はありませんでした。
多分、私が父に相談していれば
父は強制はしなかったでしょう。
その日はお弁当やお惣菜を買えば良かったと思いますが、私が父に言う事が出来ませんでした。
変わったのはカナダへ留学し
オランダ姓の彼に出会ってからです。
付き合いだして直ぐの頃、
彼は私をしょっちゅう自分の友人達に会わせていました。
その日は夏の暑い日で
彼の幼馴染夫婦と一緒に湖の近くをハイキングし
カナダの自然を楽しんでいました。
初めは私も良かったのです。
しかし、1時間程度歩き、湖に着いた頃、
私の身体は冷え切っていました。
カナダの夏は暑いと言っても
山で木に覆われた木陰は私にとって肌寒いものでした。
湖に着き、彼も友人夫婦も短パン等に着替えて
湖を楽しみ始めました。
私も透き通った湖に足を付けると
刺さる様な冷たさで10秒と着けている事が
出来ませんでした。
雪解けの水が湖には流れ込んでいたのです。
私は『少し疲れたから』と湖には入らず
湖畔に座って眺めていました。
と、そのうち身体が冷え切ってしまい
激しい頭痛と吐き気と眩暈がし始めたのです。
彼は何回も私を誘いに来ましたが
だんだん無口になる私に徐々に不機嫌になり
『Norikoは俺の友人とは話さない気か!』と
怒った様に言いました。
もともと英語が上手で無かった私は
彼の友人達と会うのは嫌いではありませんでしたが、上手く会話が出来ない事が多くあり
苦手意識から黙ってしまう事が
よくありました。
それで喧嘩も良くしたのですが。
それで私は『生理中で身体がとても寒い』と
彼に話しました。
その時、彼が後から言ったのですが
既に私の身体は小刻みに震えていて
顔色が真っ青だったそうです。
『何でもっと早く言わないんだ!』と
彼は友人夫婦に状況を伝え
私を抱き抱えると1時間近く歩いて来た道を
思い切り走って車に戻り
そのままアパートに帰りました。
自分で立っている事すらキツかった私は
彼のなすがまま、
熱いお風呂に入れられて
とにかく身体を温める様にと
ずっと側で見守ってくれました。
30分以上経っても私の震えと青ざめた顔は
戻らず
彼は慌てて私を抱き抱えて
それこそ夏だと言うのに
毛布に包み
彼の元カノに『どうしたら良いのか』と
電話で聞いていました。
(私の固定記事に書いていますが、彼の元カノさんは私にとっても大切な親友の1人で
カナダのお姉さんです)
私に温かいココアを作ってくれて
毛布やブランケットなど家にあるだけを使って
私をミノムシ状態にし
ずっと側にいて看病してくれました。
『生理の時は無理をしたらいけない』
彼は言いました。
『気が付かなかった自分も申し訳無い』とも
言いました。
私はもともと生理痛は酷い方ではありませんし
生理も軽い方です。
でも、そんな風に生理の時に気遣ってくれたのは
彼が初めてでした。
彼のお陰で身体の震えも青ざめた顔も復活したのですが、
彼は仕事帰りには必ず
『今から帰るけど何か要る?』と
買い物をして来てくれました。
大半は食べ物だったり日用品だったりですが
生理用品も問題無く買って来てくれました。
私は日本で
そんな男性に出会った事が無かったので、彼に『貴方は特別なの?』と聞いた事があります。
彼は双子で、もう1人は女性なので
生理については特別何も抵抗は無い環境で
育ったからかなと話していました。
それに
『生理前の女性、歴代彼女達は皆、機嫌が悪くなったり情緒不安定になるからご機嫌を取るのにも慣れている』と笑ってました( ´ ▽ ` )笑笑
へんな経験値でスキル積んでる( ´∀`)笑笑
その事があって私は生理について
男性がパートナーの身体や気持ちを理解出来るのって凄く幸せな事だと言うことを知りました。
その経験から、息子にはわざわざ
自分が生理の時に一緒にお風呂に入って
生理とは何ぞやと話をして来ました。
最初は『女の人ってオムツするんだ!』と
びっくりしていた彼ですが
段々と理解していき
小学校5年生にもなると、保健体育で学ぶそうです。
買い物に行った時には
生理用品の棚に行き、
これが生理用品で、昼用や夜用があるんだよとか
小さな頃から抵抗無い時期に話して来ました。
そのせいもあって
私の軽い生理痛の時も
今は『休んどかんね』と言ってくれます。
大切な人の身体を想う事が出来る
そんな人に育って欲しいと思います。
書くきっかけを下さった金木犀さん、
ありがとうございました( ´ ▽ ` )
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