【散歩記録】泥亀・萩の湯(鶯谷)

おでん屋台に行ってみたいという欲望

昨年から、「この冬はおでん屋台に行くぞ!」と決意していたのですが、思い立ったころに調べて一番心惹かれていたのが鶯谷の銭湯萩の湯の敷地内に出ている泥亀。銭湯で温まった後におでんが食べられるなんてとてつもなくオツではありませんか。
すぐにでも行きたかったのですが、最高にオツにするためにはもっと寒くならねばと、この1月まで待っていたのです。

鶯谷駅

 鶯谷駅、今回初めて降りた。鶯谷は五反田と並んでラブホしかないイメージでしたが、たしかに駅を降りた瞬間からラブホだらけで、ラブホってこんなに需要あるのかーと思いながら、萩の湯に向かいます。

萩の湯

 HPで都内最大級の公衆浴場を名乗っているだけあり、銭湯としては珍しい4階建てで、食堂も併設されています。私の知っている銭湯はたいてい、地元民らしき方がちらほら来るくらいの込み具合ですが、萩の湯はひっきりなしに人が入ってくる。土曜の夜だからということを差し引いても盛況で、親子連れが多いのも印象的でした。
 ただ、浴場に入ると人は多いものの、人込みがすぐ面倒になる私でもストレスを感じない程度でした。浴槽の数が多いからかもしれません。
 ペンキ絵は上野リスペクトで、パンダや不忍の池を連想させる蓮の花が描いてあったりします(萩の花も書かれていました!)。
 あとはスタッフさんによる手書きの壁新聞(?)が貼ってあり、なんだかおもしろそうな人たちによって運営されていることが垣間見られました。薬湯もパイン飴やイヨシコーラなど、変わり種が計画されていて、リピートしたくなります。というか、今度から上野で遊んだ後、ここにも立ち寄るぞと決意しました。
(しかし年を経るごとにお金を落としたくなる場所が増えるなあ)

泥亀

 萩の湯を出るとすぐ右に小さな屋台があって、男性がひとりで切り盛りしていましたが、こちらも盛況でめちゃくちゃ忙しそうでした。懐かしいリヤカー形の屋台で、引手部分に板を渡した急ごしらえのカウンターに向かって食べるスタイルです。おでんの具はオーソドックスなものから変わり種だと巾着の種類が豊富なのと、まさかのクロワッサンがあります。ちゃんと美味しかったです。
 私は常々、銭湯から出た直後に冷たい風が頭皮まで届くような感覚が大好きなのですが、それを感じながら食べるおでんは最高でした。


鶯谷、今までラブホしかないと思っていてごめんなさい。こんなすてきな銭湯とおでん屋台があっただなんて。ちなみに他にも何軒か銭湯があるようなので、上野のついでに寄ってみたいです。