ひとりの夜の"美味しくない"ハイボール
「あぁ、美味しくない」。
ハイボールを口にして、やっぱりなぁとつぶやく。
夫が出張でいないので、夏の終わりを告げる虫の音を聴きながら読書する。
そのおともにはハイボールを用意した。
毎日晩酌する私たち夫婦には役割がある。
アテは私が作り、夫はハイボールを作る、というものだ。
高いウイスキーやスコッチはもちろん美味しいけれど、我が家はリーズナブルなウイスキーを常備。
だけれど、夫が作るハイボールはうまいのだ。
最近、より美味しくなった気がする。
氷とウイスキー、そして炭酸水