冬の白い使者が旅立った
立春の翌日、西日本~関東にかけて大雪。
そんな日の午後、懐かしいあの声が聴こえた。
そういえば昨日もご一行様を見送った。
冬の使者である白い彼ら、白鳥。
昨日、買い物の帰りにふと見上げた空に彼らがいて、北へと飛んでいった。
今日は日も沈んでそろそろ夕飯の支度をしようかという時に彼らの鳴き声が聴こえた。
「暦の上では春、なんていうけれどまだまだ思いっきり冬だなぁ」
そんな目の前のことしか見えていない私たちとは違って、
やはり彼らは暦通りに淡々と粛々と時を過ごしている。
また、来年。