呼称に男女はありません(?)
不思議を超えて、摩訶不思議。
非常に不思議だ。
「男はコレコレ」「女はコレコレ」世にはある。
単純に言えば「男は仕事、女は家庭」。
幼児期だったら、「男の子の遊びは、戦闘もの。女の子なら、お人形さん」。好みの色なら、「男性=黒系、紺系」「女性=赤系」
最近は違って来ているとは言え、一般的なイメージ。
煮詰めればなる。自然、世間が求めるモノだ。
けど、呼称。
呼び方、呼ばれ方には、それがない。
「太郎くん」でも、「太郎ちゃん」でも、違和感がない。
「太郎さん」でも、受け入れられる。
男性諸氏が、普段から「わたし」「あたくし」などと自称をしても、「変わっている」だの言われない。
この点、当事者の好み。全くフリー。大昔から男女差なし、男女混合(?)社会を貫いている。
好みと立場(地位)と、公(おおやけ)が、自分の好み。嗜好と絡む。
巧い具合に混ざり合い、結果を出しているのである。
かつての暗黙の了解。
稚児趣味オッケー遺伝子が「わたし」自称を寛大とするとも言えている。
女性で、ふざけているか、余程地方の方言を使う人でもない限り、「僕」だの「俺」を自称する人は、まずいまい。
普段、使っているとしたら、やはりヘンだと思われる。
こういうのも珍しかろう。返す返す不思議だ。
呼称のみ なけり男女は 男(お)も「わたし」
他なら別も 日本の不思議
<短歌 なかむら>