人がやりたがらないことにチャンスはある。
一日時間を自由に使っていいと言われたら、どんな一日を過ごしますか?
大抵の人は自分の好きなことに時間を使うと思います。
漫画を読んだり、外に出かけたり、買い物に行ったり、友達と遊んだり。
誰も休みの日に嫌いなこと、嫌なことをしたいと思わないはず。
要は、人は基本的に楽なこと、好きなことをずっとできるならしていたいと考える生き物だと。
でも、考えてみれば一般的に考えられている世の中の常識、本質は逆なんじゃないのか?と僕は思います。
どういう意味かというと、
人は極端に言えば、自分の理想の人生を歩んでいる人とそうでない人に分かれます。
当たり前ですが、みんな自分が思い描いた人生を歩みたいと思っています。
自分の理想の外で生きたいなんて思う人はいないはず。
じゃあ、なぜ??
理想と理想外で生きる人が生まれるのか。
と、深く考えている人が多くないから余計に二極(割合で言えば、理想2:8理想外)に分かれるのだと。
簡潔に言えば、周りと同じ選択をしているからなんじゃないかなと僕は思います。
大抵の人は高校に進学し、そこでまた大学、専門に進学する人と就職する人がいて、そしてほとんどの人は最終的に就職する。
自分の本当にしたいことを差し置いて就職というレールに乗っかる人がほとんどであって、仕事を職業の枠で選び、職に就く。
要は、仕事が選んで、そのあとに生き方を選択する。
このパターンで生きている人がほとんどで、どこかこのパターンが日本では常識化されています。
もう1つのパターンはというと、その逆であって、
要は、自分の理想の生き方を選び、そのあとに仕事もしくは手段を選択するというパターンです。
もちろん後方の生き方を選ぶ人はほんのわずかでしょう。
むしろそういう生き方を考えたこともないという人の方がほとんどなんじゃないかと思います。
要は、仕事=生活手段と捉えるか、仕事=理想を叶える手段と捉えるのかの違いです。
ほとんどの日本人は仕事を生きるための手段であると捉えています。
仕事の判断基準はというと、より給料が高いかどうか。
給料が下がれば転職を考え、より給料が良い仕事を探し、乗り換える。
何度も転職を繰り返している方も少なくはないでしょう。
しかし、海外では仕事という考え方少し変わっています。
例えばアメリカ。
アメリカの子どもたちの多くはメジャーリーガーやNBAプレーヤー、AFLプレーヤーになることを夢見ています。
もちろん、日本でもJリーガーやプロ野球選手に憧れている子どもは多く言います。
でも、目指すものは同じですが、ゴールが全く違います。
日本の子どもたちがなぜ、Jリーガーやプロ野球選手に憧れるのかというと、イチローや本田圭佑、メッシみたいになりたいからです。
僕自身子どもの頃サッカー選手になりたかったのは、中村俊輔選手に憧れていたから、ただそれだけでした。
要は、仕事の先の目標はないという子どもがほとんどです。
逆にアメリカの子どもたちがなぜ、メジャーリーガーに憧れるかというと、
もちろん憧れの選手のようなプレーヤーになりたいのはありますが、メジャーリーガーになって、豪邸に住みたい、家族を幸せにしたい、なども夢があるからです。
要は、仕事は自分の理想の生き方を手にする手段であると子どもの頃から捉えられています。
言い換えれば、アメリカンドリーム。
さらに余談ですが、アメリカ人と日本人の定年後の貯蓄額にも大幅に差があります。
なぜ、大きく差が出るのかというと、
日本人もアメリカ人も老後のために貯蓄をするのは同じですが、アメリカ人の多くは老後のために貯金するのではなく稼いだお金を投資し、老後のために資産運用しています。
だから老後の資産に大きく差が出ているのです。
ここで話を戻しますが、タイトルで書いたように、
誰もやりたがらないことにチャンスはある。
というのはどういうことか?というと、
要は、自分の理想を追うには当たり前ですが、それを叶えるための選択が伴わなければいけません。
僕はサッカー選手になりたいと決めたから、就職すると時間が縛られるから時間をコントロールしやすい、トレーニングのシケジュールを組みやすいバイトを選び、日々トレーニングをしてきました。
だから、こうして海外でサッカーができています。
みんなが就職するから、自分も就職する。
みんながしないから、自分もしない。
こういう文化が深く根付いている日本ですが、実は根本的にそれは非常識であって、みんなが考えている常識は世界的には非常識である、とともに、実はその間違った常識、固定観念が自分の理想の逆を行ってしまっているということを少しでも理解しておいた方がいいかもしれません。
みんなと違う道を歩む。
そこには大きなチャンスが転がっている。
今回僕が伝えたかったことはこの二言。
逆に言えば、みんな一緒は危険なのかもしれません。
今一度、考え直してみてください。
人生一回。
自分らしく自分のために、生きる。
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