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Getting back to happy. しあわせをとりもどそう #10

ぼくの楽しみを奪った人を今でも恨んでいる、憎んでいる。呪っている。
『依存と逆恨みの物語』
ぼくをひっかきまわして、自分勝手にポイっと捨てて去っていった。
それなのにその人は人生を謳歌している、悔しい。
恨んでる時間がもったいないし、つまらないし、鬱になってくる。
人を恨んでいるとしあわせになれませんよ

人を呪わば穴二つ。気持ちのいいもんじゃない。
姑獲鳥の夏/京極夏彦 

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ』なんて本があったけど。
それに例えると、ぼくはその店もその店のパフェも好きだった。
その人が原因でその店には居づらくなって疎遠になった。
今でもぼくが教えたその店でパフェを食べてる。すごく悔しい。

その人はぼくをそこから追い出すつもりは無かったんだろう。
「わたしも楽しむから、あなたも楽しんで」
その店そのパフェその人につながる連想するもの。
すべてを嫌いたい避けたい。けど出来ない。
思い出すとつらい。近づけない。先にいたのはぼくなのに、
なぜ去らなければならないのか。ほんとに悔しい。
自分がどうなってもいいから、不幸のどん底に叩き落したくなる。

時間が経ち、やはりそのパフェを食べたくなり立ち寄った。
中にその人がいないだろうか?入口が開くたびその人が入ってこないか?
ましてや友達や恋人と一緒だったりしないだろうか?
なぜ?そんなことを気にしてビクビクしなければならないのか?

気にしなければいい。忘れればいいい。それが出来ない。
もともと縁がなかった。縁が切れて良かったと割り切れない。

もうパフェの美味しさは色褪せ戻ってこない。
ぼくの好きなものがひとつ減り、その他にも楽しみを奪われた。
その人の好きなものは減りもせず、むしろ増えてるようにすら思える。
今その人のしあわせを壊しても、また違う所で自分勝手に楽しむのだろう。

その人と関わると、ぼくはなんの魅力もない自己肯定感の低い人になった。
被害妄想だけど、自分をないがしろにされてる気がした。
ただの時間つぶし、つなぎで関わってると思った。
自分が死ぬ前に、全財産と全エネルギーを使って仕返ししたい。
その人を不幸にしてやりたい。しあわせなのが許せない。とても悔しい。

コミュニティを去っていった人を見かけ、あの頃のぼくと重ねてしまった。
今この瞬間、不本意に去っていった人はどんな気持ちなのか?
楽しんでいたものが奪われ、奪った人はそこで今なお楽しんでいる。
悔しいだろう。何年も忘れられないだろう。
奪われた人も奪った人にも正義があり、オセロの裏表のようだ。
どっちが黒か白かは立場を代えれば変わってしまう。

戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む。
劇場版パトレイバー2

だが、去っていった人の楽しみが減り。奪った人の楽しみは減ってない
奪ってるつもりもないのだろう。それが逆恨みというものだろうか。
こんなことはもうやめたいんだ。

「Getting back to happy.」
(しあわせをとりもどそう)


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