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映画『ラストマイル』の衝撃 と気付き ※ネタバレあります
少し前に夫が観たいと言ったので、あまり予告や宣伝を見ずに観た映画でした。
(私は、怖いストーリーや不幸、残酷ではないストーリーならわりとなんでも観るタイプ)
映画のスタートから衝撃を受けました。
物流センターのスタッフの入場の様子に何事かと思いました。
大きな物流センターの派遣社員はこんな扱いをされているのかと心がぎゅーっとちぢむ。
実際の数はわからないけれど、社員数と派遣社員の数の比率も映画で言われていたのとそう変わらないのでしょう。
そういえば…
ずいぶん前に『仕事をしながら、お茶やコーヒーを飲める仕事をしたい。』という言葉をだれかから聴いたことがあります。
考えると接客業や医療関係、現場仕事…
(そのほかにもいろいろあると思う )
の人は、仕事をしながらお茶やコーヒーは飲めないのだと氣づいた。
『自分のパソコンや自分の席がある仕事をしたい。』と言っていた人もいた事も思い出します。
パソコンや机も当たり前ではない。
自分のIDを持っている事も当たり前ではない。
自分が当たり前だと思っている事は、当たり前では無い。
話しは逸れますが、
以前『夫が出張で…』と言ったら、
『そのフレーズが羨ましい。』と言われた事もあます。
自分の当たり前と他人の羨ましいは、わからないし、難しいと感じた事があります。
作業効率優先なのか?
仕事のポイント制のアナウンスにも驚きました。
ネットショッピングで思う事の1つに…
他社との差別化かもしれませんが、そんなに急いで物が届く必要があるのだろうか?
お店で買えばいいモノをなぜ宅配する必要があるのだろう?
最近は、社員ドライバーではなく、委託業者さんがくる事が多いことも思い出します。
そして、アスクルやyahooで注文したのに『Amazonです。』と配達されるのに最初は、戸惑いもあったけれど、今は慣れてしまった。
コールセンターの様子は狭い間隔で、机がびっしりと並んでいて、心が痛くなります。
コールセンターの人はこんな中でさまざまな対応してくださるのかと感謝しかありません。
舟渡エレナ の言葉
『親は欲しいたものをなぜ買ってくれないのか?』
に考えてみました。
自分は、子どもにどう対応しているだろうか?
自分の親はどうだっただろうか?
買えるモノ買えないモノいろいろあるだろうけれど…
子どもは、親にどう思っているのだろうか?
親が何気なく言った言葉が子どもの心にずっと残ってしまう言葉もあります。
この映画の物流センターは、Amazonや楽天、アスクルではなく、トラスコ中山が協力されているものでした。
(宣伝を見ていなかったので知らなかった。)
トラスコ中山は、業界の人は知っているかもしれないけれど、一般消費者向けの商品ではない物流センターでもこんなに大きな物流センターなのかと驚きました。
最近では、テレビでの露出も多いような氣がします。
ずいぶん前に世の中に『リストラ』という言葉が出だしたころ、
いつも電話をかけてくるトラスコ中山の社員○◯さんからの声を聞かなくなり、営業担当に聞くと『○○さんはリストラされた』と言う言葉が私には忘れられません。
物流センターを取り巻く人と環境、仕事、配送、システム…
いろいろ考えることのある内容に思えてなりません。
子どもの頃に観た外国の映画が、いま日本でも同じようになっていることがたくさんあるのを改めてこの映画でも感じました。
いろいろと考えることの多い映画でした。