よいお年を!~『7つの習慣』を添えて~
『7つの習慣 成功には原則があった!』の初版以降、世界は劇的に変化した。(中略)ほんの一〇年前や二〇年前には考えられなかったような困難や問題にぶつかっている。かつてない規模であるばかりか、全く新しいタイプのチャレンジに直面しているのである。
『完訳 7つの習慣』の「はじめに」、最初の5行に書かれている文章。
この10年、20年かけてきたほどの変化を、私たちはこの2020年というたった1年で経験したように思う。そして、コヴィー博士の文章はこう続きます。
このような社会の劇的な変化、デジタル化するグローバル市場への移行が進む中、私はよくこのような質問を受ける。
「今の時代にも『7つの習慣』は有効なのだろうか?」
「一〇年後、二〇年後、五〇年後、一〇〇年後でも通用するのだろうか?」
この重要な問いに対して私は、「変化が大きいほど、困難なチャレンジであるほど、『7つの習慣』の持つ意味も大きくなる」と答えたい。
今も、1年を締めくくるテレビや、ニュースや、歌を聴きながら、予想もしなかった「去年の1年後」を過ごしていることに、なんだか胸を締め付けられる思いです。
変化は日々大きく、チャレンジの困難さは日々追いつけないほどに増していく。時々この早さに、飲み込まれたり追いつかなかったりしながら、自分の小ささや足りなさに、不安になることも多い1年でした。
でも、そんな時だったからこそ「変わらないもの」の強さや有難さも強く強く感じた1年だったと強く思います。
家族とのさりげない会話であったり、親友たちの互いを思い合う声かけ。
会社で同じ目的に向かって日々一緒に過ごす同僚や、どんなことがあっても信じ支えてくれる上司や仲間。
そして、不安に負けずに今日もこうして前を向いている自分。
そして、そういうときに『7つの習慣』という本と共にあれることは、私にとってとても力になる大きな事実でした。そして、この本を通じて会えた仲間や知り合えた人たちとには感謝しかありません。
これからますます、困難は増すかもしれない。世界は複雑を極めていくかもしれない。
でも、だからこそ『7つの習慣』という1つの「フレームワーク」を通じて、世の中のコミュニケーションや自分らしく生きること、他者や社会や世界に貢献する力強さ、そして「変化に振り回される」のではなく、「自分の足で立ち、自分の意志で選び」そして「まだ見ぬシナジーや第3案を生み出せる」そんな「変化=大小問わず新しい世界を創る人」を少しでも応援し、一歩を踏み出すきっかけをつくることに、少しでも貢献していきたい。
そう、改めてコヴィー博士の「はじめに」を読み、毎年とたがわず心深く決意しなおす年末です。
2020年の終わりには、「はじめに」の最後の文章を。
これから『7つの習慣』を読み始めるあなたに、刺激に満ちた学びの冒険を約束しよう。あなたが学んだことを愛する人たちに教えてあげてほしい。そして何よりも、学んだことをすぐに実践してほしい。実行に移さなければ、本当に学んだとは言えない。知識を持っていてもそれを実行しないのは、知っている事にはならないのである。
私自身も「7つの習慣」を実践する努力を続けてきた。上達していくにつれて、スキー、テニス、ゴルフなどのスポーツと同じように、チャレンジの中身そのものが変わっていく。私は「7つの習慣」の原則を実践するために毎日真剣にJ奮闘している。この冒険にあなたもぜひ歩み出してほしい。
2020年、本当におつかれさまでした!
2021年も、多くの変化に不安な日も、新しい変化に心が躍る日も、それぞれあるかもしれませんが「自分の最高の望み」をかなえて、より私たちらしく人生を歩むために、『7つの習慣』を来年もぜひ、その傍らにおいていただけたら幸いです。
「7つの習慣」の実践にもっとTRYしたい方は、ぜひ7SALONへもどうぞ!
今年も、本当にお世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
よい、お年を!