「ありのままで」楽しむ休日
特別な予定もない、三連休の一日。
家のテレビで「アナ雪」祭りを開催した。
前日からお風呂で、アナ雪メドレーを熱唱し、気持ちの準備は万端。
「アナと雪の女王」を映画館で観たのは、娘がまだお腹の中にいる時。妊娠中の情緒のせいか、号泣した記憶がある。ちょうど性別が判明した時期で、「無事に生まれたら必ず一緒に観たい」と思った。はずが、あれから早10年。
娘も一度観たことはあるらしいが、並んで観るのは今回が初めて。
雰囲気づくりは食べ物から始まる。
ポテチやジュースを並べ、上映開始のブザーがわりに、開始時刻や注意を伝える即興アナウンスを入れた。
自己満気味でスマホを手に取った瞬間、
「映画泥棒に間違えられちゃうから、やめた方がいいよ」なんて娘にたしなめられる。
相変わらず、一体どっちが親なんだ。
10年ぶりにじっくり観たアナ雪は、さすがの名作、映像の美しさや数々の名台詞が胸に染み渡る。
なんていいこと言うんだ…オラフ。
アナもエルサもどちらも輝いてる。選べない。
推しはやっぱりオラフだ。
私の記憶が吹き飛んでいるシーンもあり、初めて観た時には感じなかった事の多いこと多いこと。
私は、映画館で同じ作品を二回観たことがない。(テレビではあるかな…)
「せっかく観るなら、他の作品を色々観てみた方がお得」という考え。そういう楽しみ方もアリだと思う。
観るたびに感じることが変わるというのは、私の読解力のなさも問題かもしれない。でもよく考えてみたら、ひとつの作品で解釈が変わったり、感動を味わえるなんて、そちらもまた素敵な体験。
その作品がますます好きになり、思い入れのある作品となる。
人が変わっていくように、読み取る答えだって変わる。
本や映画、記事を読むときに、その時々の自分の心にぴったりと合う言葉を探してしまうことがある。
私はつい新しいことや自分の外を探してしまうけど、答えは案外、すでに自分の中にある。
恐れも悲しみも怒りの答えも。
そんな時は、もっと自分と向き合う時間の方が必要なのかもしれない。
娘と鑑賞後にグッときた場面を言い合ってみると、面白いほど違う。当たり前だけど、似ているように思う家族でも、価値観のズレはある。
一緒に居る時間が長い相手こそ、忘れてはいけない大切なことだ。
そのあと深夜にひとりレイトショー。
あぁ熱が冷めない。
6月オープンの『東京ディズニーシー新エリア』も気になるけど、『劇団四季のアナ雪』はもっと気になる。
そんな風に、悩む時間もまた楽しみの一部。
楽しみの為に、今週も仕事がんばろ。
必死な時はしんどくもなるけど、一番大事にしたいことは忘れずに、肩の力を抜いてコツコツと続けよう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感謝を込めて。