立てば芍薬座れば牡丹・・
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「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花なんて言う言葉があるが、知っとるか?」
「そんなもん知らん」
「教養がないな~そんな事ではいかんぞ、少しはことわざを覚えると面白いぞ」
「腹の足しにはならない物はいらん」
「まあ、そう言わずに一ヶ月にひとつ位は覚えればいい」
「立てば芍薬か?」
「そうそう、牡丹と百合で美しい女性を例えてる」
「人によって綺麗が変化するぞ、座れば牡丹・・か?・・俺の周りには😒立てばひょうたん、座ればお供え餅、歩く姿は妖怪がいるな~HAHAHA〜」
「おっ いい例えだな、立てば曲尺、座れば這松、歩く姿は針金虫」
「針金虫 ?? よくわかんないな」
「思い浮かばなかったハッハ~、兎に角腰が直角に曲っているんだよ、歩くのがめっぽう早い」
「昔は沢山いたな~ 年とるとああ~なるんだ~と思ってゾッとしたのを思い出した」
「生活習慣病という奴だよ、仕事が忙しく身体の為に運動なんかしている暇がなかった証拠だな」
「昔の人は働き者だったな〜、俺の親も夫婦して夜中も働いていたからな、でっかい鍋の見張り役だったよ」
「鍋の見張り番なのか?」
「食べ物が入っていたんだよ、じゃが芋と南瓜、お昼ごはんだよ、それと漬物」
「それだけか?、なんで漬物なんだ?」
「なんだ知らないのか?南瓜や芋食べると胸焼け起こすからだよ、生きる知恵だな、今は重機で木を倒すが、あの頃の親父達はノコギリだぞ、ギコギコ腕動かしてでっかい木を倒すんだから凄いよな~、一日に何本倒せたんだろうな~」
「花どころの話ではないな」
「まぁ・・世の中知らなくてもいい知識も有るって事かな」
「貰った酒だが、飲め飲め明日仕事休みなんだろ」
「酒の肴が欲しい所だが・・見回しても・・我慢するよ」
「飴があるぞ」
「爺さんだな、俺もジジイと言われる年代になってしまったなHAHAHA、仕方ない飴で勘弁してやるよ」
「これだがね~」
「!! 不二家のミルキー ❢❢ 立てば芍薬だとー 顔に合わない」
「うるさい黙って飲め」
「黙っていたら酒が不味い」
「それもそうだなHAHAHA〜」
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