
人生お初で喜ぶ
648文字
(^^♪ 70キロ走行、下り坂、スピードはドンドン伸びる、ブレーキを少し踏んで ⁉ ! 左目の端に見慣れない物が映り込んだ、すかさずチラ見 、エッ 今のは何 ⁈ 帰り道で確認だわ、ドキドキウキウキが止まらない、なんでしょう~が勃発超高音速。
あった~。
カラ松の根元にクマゲラが開けた穴が、新しいそれも4本、つい先ほど迄山々に響き渡るドラミングが行われていたように真新しい穴が開いている。
生まれて初めて見た、心の目は開きっぱなし踊りまくり、だが外見は落ち着いて写メしている。
カラ松、何処からか種が来て芽を出して大きくなり、野良カラ松、もう材料にはならない程太くなり秋には黄色い細い葉が風景を彩ってくれる、私の好きな風景。
穴の中を覗いて見た、腐っているそして空洞になっている、もう少しでこのカラ松は倒れて命が終わるのだろう、と思いながら後ろ髪を引っ張られながら車に戻り発進して来た。
木の根元では他の鳥達の巣にはならない、リスの巣にもならないわね~と考えてしまった。
思い出した、去年の秋頃我が家の屋根をクマゲラがドラミング、その音のすさまじい事を言葉にするなら、飛び出した心臓を探し回るが中々見つからない程のうるささと、耳が悲鳴を上げる、我が家の屋根は古いので鉄板 ? と云う物で覆われているから余計響き渡る、音が壁を伝い身体に伝わりピリピリとなる、まあけたたましいなんてもんじゃない、外に出て追い払う事五回程、最近はトンと音沙汰がなく静かな日々を過ごしている。