つとつとと

　１０５０文字

　つとつとと時は進み、何故か顔を上げてオダマキの花が咲いた。
　この株だけが色も濃く、今年も私を見つめて角を生やして睨まれているようだわ💦
　怒られる、してやったりとほくそ笑む植物達、抜いて排除しなければならない植物を放置、見て見ぬ振りは愛情を注がなければ活き活きと花が咲いてくれない大切な花達を、いつの間にか影も形もなくしてしまっている。
　春先はドキドキする、確かここに新芽が出る筈と雪解けの花畑を見つめ、咲き誇る花達を思い浮かべニンマリ心が華やいでしまう。
　待てど暮らせど新芽が出て来ない、どうして❢(・・?何故、掘り起こした土の中から腐ってしまった花の株が出て来る。
　雑草に負けたのも有り、土の栄養分がなかったのか、土壌が会わなかったのか　!?　追肥が多すぎて枯らした事もあり、ナデナデし過ぎて弱って枯れた花も有り、イジケて育たなくなった花もあった（笑）

　オジギソウは　⁽⁠⁽⁠ଘ⁠(⁠ ⁠ˊ⁠ᵕ⁠ˋ⁠ ⁠)⁠ଓ⁠⁾⁠⁾　葉を触ると閉じる、幼い私は不思議でならない、お目々クリクリ脳味噌ウキウキキラキラ輝き暇さえあれば、葉っぱをチョンチョン、キャッキャゆっくり葉っぱが閉じて行く。
　葉っぱが開くのを待って又々チョンチョンを繰り返した、咲く花は肉厚で美しい花が咲く、可愛らしい花なのだが、私の不思議のお陰で葉っぱは閉じなくなり花も付けずに弱り果ててしまった。
　その事にようやく気が付いた母に怒られた。
　とても酷く怒られた記憶が幾十年経っても記憶している。
　怒られてからはおじぎ草を遠くから見ていた、オジギソウは日に日に弱り枯れてしまった、子供心はへし折れて後悔先に立たず・・・それからオジギソウは私の回りにはない。

　多肉植物も、サボテンも、とても好きなのだが待ち切れなくなり、水を与え過ぎて枯らしてしまう。
　本当に沢山の多肉植物、サボテンが枯れた事か　-⁠ᄒ⁠ᴥ⁠ᄒ⁠-　ツボミが開かない　💦　花の付け根が茶色くなって落ちる。
　鉢から抜いて見ると根は腐りボロボロになってしまっていた〜なんていう事が思い出したくない程沢山ある。
　そんな苦い経験から私は丈夫な多年草しか植えていない。
　なのに消えて跡形も無くなる花の株があると、ジクジクジメジメしつこく思い悩み（笑）何年経っても美しく咲いていた姿を思いだしてはジクジク考えてしまう。
　まったくサッパリ、スッキリしないネバッコイ性格なんだわ～
　しょうがない 夢追い人・ならぬ・ジメジメ人間だわね、バッサリ切り捨て御免我がネバネバジメジメ心、角を立ててオダマキが私を見つめているわ。