映画『ポゼッション』
「呪いの箱」に関する実話を元にして作られた2012年のアメリカのホラー映画。
両親が離婚し、父親と暮らす姉妹。その次女エミリーがガレージセールでアンティークの木箱を購入してからと言うもの、エミリーの様子は次第におかしくなってゆく…。
海外のオカルトなホラー映画を観たい気分だったのでちょうど良い作品でした。
次女エミリーが何者かに取り憑かれ、日に日に不気味な様子になっていく描写も分かりやすいが、リアリティもあって私の求めていた雰囲気でした。
姿が見えない者がじわじわと迫ってくる恐怖。別人へと変貌してゆく次女の姿。日本のホラー映画のように空気感や心理面での怖さがあってとても楽しめました。
ネタバレにはなりますが、ラストに取り憑いていたものの正体があらわになった時は今までの展開が面白かっただけに、ちょっと残念な気持ちになりました。もっと煙のようにモヤっとしていて欲しかったと思ってしまいました。
大騒ぎせずにオカルト的なじわじわくる怖さがとても面白いホラー映画でした。この季節にお勧めの映画でした。
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