春は写真で愛を重ねたかった。共有したかった。だからフィルムカメラなのだ。
『四月になれば彼女は』を鑑賞した。
そもそも、映画は「何度も見るもの」である。動機はなんでもいい、好きな役者さんが出てるからでも、意図をわかりたいからでも、単純に気に入ったから何度も見るでも、なんならちょっと経ったけど、思い立って見返してみるでもいい。というか、一度見たら「もういいや」となるなら、別に映画じゃなくてもいいんじゃないかなとすら思う。その意味で、「何度も見なきゃ」と思わせるこの映画、素晴らしい映画だと思う。というか、見ないと意図の半分もわからない。気づけない。