ポジティブに怪現象を待つ①招き猫体質、インド映画みたいになる
「店内がガラガラだったのに、自分が店に入ると、次々と客が入ってくる」
あるあるで有名なこの現象は『招き猫体質』が関係するらしい。
招き猫体質について、webではポジティブなことしか書いてないようだけど、ショップの店長でもない限り、嬉しいことなんてないと思う(店員は仕事が増えるので嫌だろう)。
ガラガラだったコンビニで数分、商品を選んでレジに向かうと、もう5人待ち(どこから湧いて出た!?)というように、招き猫体質の人間は、レジに並ぶ時間をロスするということが少なくない。
私の場合は、何の変哲もない自販機や、コンビニのコピー機すら並ぶ羽目になるので、日常生活で不便することが多い。
招き猫体質、全然嬉しくない。
一度は落ち着いた、私の「呪われ怪現象」
今年の3月から7月までは、急速に収まったが
8月から再び、じわじわと復活してきた。
この怪現象、心霊現象ではない。
訳のわからない、意味のない、無駄だろ!みたいな珍現象というのが近い。
つい最近も、こんなことがあった。
いつも歩いている、地理を知り尽くしている道なのに、何故か間違えた。急いで目的地に向かっていたのに7分ほどロスした!
走って引き返して、目的地への経路上の橋をを渡ろうとしたら、たくさんの人だかりがやってくるのが見えた。
いつもは人のいない橋なのに、何故かその日は、私の後ろからウォーキングイベントのおじいさん、おばあさんが約50名、わらわらとやってきたのだ。
前から人が来なければ、別に問題なかったのだが、なんと、日曜日なのに、スーツ姿のサラリーマン集団が歩いてきた。30名を超える。4人組がボツボツと間隔をあけて向かってくる。
さらにママチャリも前方から10台以上、人の隙を縫ってビュンビュン走ってくる。
「この橋、いつも10人くらいしか歩いてないのに!」
普通の橋なのに、京都の渡月橋ばりに賑わうのは何で?
私は四方八方動きを封じられ、急ぎたいのに急げない・・・。
橋の私がいる片側の歩道だけ、インド映画の踊りのシーンさながら、100人以上が大集合している!!!
反対側の歩道を見ると、やはり10人くらいしか人はいない。
道を間違えなければ、全方位100人に包囲されなかったのに!天才的な間の悪さに、こんなに後悔したのは初めて。
橋の始点も終点も、何にもない地味な住宅地なのに、どうしてこんなに人がいるのか?
全くもって謎である。
今までの招き猫現象の最高記録は
「アイスコーヒーを飲みたくて入ろうとしたコンビニに、私よりひと足早く、改造車4台が到着。店内が(ざっと見たところ)15人以上のヤンキーだらけになったため、入店を諦めた」ケースだったが、今回の100人以上は、新記録達成だ。
「イベントもない、何の変哲もない閑散とした地域で、謎に300人集結」現象が起きるか?とか、実験したい気分だ。
もしかすると私が住めば、過疎地すら蘇るかもしれない。地方再生は『招き猫体質移住者の誘致』で決まりだねっ!
とりあえず怪奇 and 珍現象は、これからもネタにすべく、ポジティブに「起きないかなっ」って、気長に待つことにした。
意外ととんでもないことが起きるのが私の人生なので、いつでも報告できる場所"note"があって良かった。
怪現象が起きたらネタが出来て、ちょっとだけお得な気分になれるなんて、noteくらいなもんだろう。
ちなみに、こんな招き猫怪現象なんて、まだまた序の口。
『ポジティブに怪現象を待つ』はシリーズ化するくらいあるので、まだまだ続く。