ベーシックインカムと「働かないこと」について考える
失業保険中の私は、ベーシックインカムの体験を先取りしていることに気がついた!
今回の失業保険は、普通に暮らすには充分な額を貰えたし、加えて、先んじて株で儲けていたため、少し贅沢する余裕もある。
更に、労働争議中の案件は、最低100万円は勝ち取れるフェーズに入ったので、この先、経済的にも若干安心なのだ。
こういう状況になると、519社で働いた頭のネジがぶっ飛んだワーカーホリックの私ですら、働く気が失せた。
もう丸3ヶ月、一切働いていないし、なんなら、もうこのまま、ずっと働きたくない。
「宝くじで⚪︎億円当たったら、もう絶対働かない!」ぞ。
誤った引きこもり対策
以前、有名な精神病院のオープンカウンセリングで、引きこもりの息子さんがいる相談者の話を聞いた。
親御さんが、実家に引きこもっている息子に、毎月20万円あげているのだという。
それを聞いた精神科医は
「僕も毎月20万円貰えたら、働きなんか行かないよ」
と答えた。
私もその時「私も働かないで20万円欲しいな」と思った。
引きこもりの原因は「社会不安」「適応障害」「鬱病」などかもしれないが、だからといって毎月20万円を支給したら、それが『疾病利得』となり、本人の回復を妨げる最大の要因になってしまう。
私は『疾病利得』を優先するあまり、人生を棒に振る選択をした人達を何人も見てきた。
厄介なのは『疾病利得』がその名の通り、「お得」になってしまっていること。お得を手放す人間は仏教僧以外、いないんじゃないかな?
将来、日本でベーシックインカムが始まったら
日本政府のことだもの。
くれたとしても、国民からブーイングが出るくらい、バカみたいに低い金額だろうな。
くれるって、そもそも、国民が払ってる税金なんだけど。
そして、ちゃっかり、年金と国民皆保険、生活保護などの社会保障全般を廃止しそう。
そういう屁理屈をこね回すのが、大得意な政府だから。
それでも、日本国民は文句言わないから、やりたい放題が続くのだろう。