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c-ptsd②本当の自分
私は音楽が大好きだった
4歳の頃
幼稚園の運動会で踊った
あの曲とあの曲
音の世界の素晴らしさ
全てを忘れ
惹きつけられる魅力
![](https://assets.st-note.com/img/1728049591-rv0oXwVR5KSdEhyU3zPQ4IkO.jpg?width=1200)
自宅にあったオルガンは
触れてはいけなかった
それは
彼女の領域だから
自宅では
歌は歌ってはいけない
厳しく怒られるから
下手くそな歌
歌詞の意味も分からない人間は
歌を歌う資格なんて無い
だから
ただ、ただ
部屋でこっそり音楽を聞く
小さな小さな声で
歌う…
私は、音楽が好きだと言う気持ちを
こころの奥底に葬った
だって
好きなのに好きと言えないなら
一層のこと
気持ちを忘れた方が楽だから
自分が何が好きかなんて
認識してしまったら
苦しいだけ
ましてや
何が嫌いなのかなんて
認識してしまったら
毎日が成立しない
保てない
それでも
彼女に愛されたい
と健気に願い続ける
叶わない
まやかしの世界と
向き合わないといけなくなる
そんなの無理
反抗すれば
暴力が激しくなる
そんなの絶対無理
耐える方がマシ
だから
自分の快、不快という
本能的な感情は
麻痺させないと
生き抜いていけない
自分が分からなくなっていく
あなには存在価値がある
あなたにしか出来ないことがある
キャンパスは純白でなくてもいいよ
深みあるキャンパスも素敵だよ❣️