見出し画像

c-ptsd②本当の自分

私は音楽が大好きだった

4歳の頃

幼稚園の運動会で踊った

あの曲とあの曲


音の世界の素晴らしさ

全てを忘れ

惹きつけられる魅力





自宅にあったオルガンは

触れてはいけなかった


それは

彼女の領域だから



自宅では

歌は歌ってはいけない

厳しく怒られるから


下手くそな歌

歌詞の意味も分からない人間は

歌を歌う資格なんて無い


だから

ただ、ただ

部屋でこっそり音楽を聞く


小さな小さな声で

歌う…



私は、音楽が好きだと言う気持ちを

こころの奥底に葬った



だって

好きなのに好きと言えないなら



一層のこと

気持ちを忘れた方が楽だから



自分が何が好きかなんて

認識してしまったら

苦しいだけ


ましてや

何が嫌いなのかなんて

認識してしまったら

毎日が成立しない

保てない



それでも

彼女に愛されたい

と健気に願い続ける

叶わない

まやかしの世界と

向き合わないといけなくなる

そんなの無理



反抗すれば

暴力が激しくなる

そんなの絶対無理

耐える方がマシ




だから

自分の快、不快という

本能的な感情は

麻痺させないと

生き抜いていけない




自分が分からなくなっていく





あなには存在価値がある
あなたにしか出来ないことがある
キャンパスは純白でなくてもいいよ
深みあるキャンパスも素敵だよ❣️






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?