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育児の本の読書ログ

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産後にぼちぼち読んだ育児関連書籍のレビューです。おすすめも、おすすめでないものも淡々と集めていきたいと思います。
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記事一覧

【育児の読書ログ 037】子どもはみんな問題児。

『いやいやえん』や『ぐりとぐら』の著者として知られる中川李枝子さんの育児の本。大村百合子さんの挿絵の懐かしさとかわいさにほっとする。
いまの時代の育児スタンダードにそぐわないところももちろんあるけれど、子どもがいかに愛らしい生き物であるかを思い出させてくれるあたたかい作品。
育児に疲れたときに読めば、そっと背中を押してくれるような言葉があふれていて、何度も読み返したいと思った。

読んで良かった度

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【育児の読書ログ 036】ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち

読んでいて、涙が出る。
よかれと思ってこどもを追いつめる親。程度の差こそあれ、こんな話はあちこちの家庭にゴロゴロと転がっているのじゃないだろうか。
就職するための学歴、学歴を得るためにする勉強、そんなもののために親子のしあわせが奪われるのはせつない。
ひとは、他人の人生の主人公にはなれない。だれかの人生に過度に期待することもプレッシャーをかけることもしてはならないと思う。

読んで良かった度 ★★

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【育児の読書ログ 035】ナルちゃん憲法

ずっと読んでみたいと思っていて、興味本位で読んだ。
60年も前の、それも皇室の育児なので、この方法をそのまま自分の育児に流用することはもちろん不可能だけれど。育児の歴史や、かつての常識がどんなものであったかを知るというのはとても貴重な経験になった。
自分より弱いものをからかったり困らせたりすることが決してないように、という美智子さまの思いには感銘を受けた。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 034】その子の宇宙が拡がり続けるためのことば

ベネッセの保育園での企業内活用を目的として書かれたものらしいけれど、かなり参考になることが多いと思う。実践した保育士さんのコメントなどもほほえましく、読んでいて楽しい。「声かけ」など、家庭でも真似しやすい事例もあって、さっそく採り入れていきたいと思った。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 033】おうちでできるモンテッソーリの子育て 0〜6歳の「伸びる!」環境づくり (クーヨンの本)

家庭でも気軽にモンテッソーリ教育をやってみたい人にはおすすめの本。
ただし「モンテッソーリ教育」と「ていねいな暮らし」を混同しているところがあるように思う。この時代にわざわざ洗濯板で洗濯させる必要なんてないものね。
自分自身の子育て目標と照らし合わせて、採り入れるべきは採り入れ、それ以外のところは流し読みでよい。これはすべての育児書に言えることだけど。

読んで良かった度 ★★★☆☆(3/5)

【育児の読書ログ 032】おうち性教育はじめます

これは必読!すべてのこどもを持つ人は絶対っに読んだほうがいい!!
いかに自分の性知識がぼんやりしていたかを思い知ることになるし、こどもにどんな風に伝えてやればいいのかもわかりやすく漫画で描かれている。
うちはさっそくこの本を夫ともに読んで、お互いの役割分担や、いつどんな風に息子に教えてやるかを話し合った。親世代の意識改革こそが、こどもたちへの「正しい性教育」には必要不可欠だ。

読んで良かった度

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【育児の読書ログ 031】非認知能力を育てる あそびのレシピ 0歳~5歳児のあと伸びする力を高める

NHK『すくすく子育て』でおなじみの大豆生田先生と奥様の共著。
こどもとどんな遊びをすればいいのか悩んでいる人にはおすすめ。簡単に真似できそうな「レシピ」がたくさんあった。
非認知能力について知りたい人にもとてもわかりやすいと思う。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 030】21世紀の「男の子」の親たちへ 男子校の先生たちからのアドバイス

単純な男の子育児の本ではなく、男の子が「男の子であること」を求められる社会のなかで、「男の子」をどう育てるかという本。
結局は、性差に関係なく、その子自身の力を信じてやること、その子にとって信頼できる親であるということが大切なのだと考えさせられた。
『21世紀の「女の子」の親たちへ 女子校の先生たちからのアドバイス』という本も出ているようなので、こちらもぜひ読んでみたい。

読んで良かった度 ★★

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【育児の読書ログ 029】子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 脳を鍛える10の方法

早期教育はいったいだれのためのものなのか、改めて考えさせられた。(もちろん子供のためのものです)
科学的根拠に基づいて書かれているという触れ込みだけど、子は母親の胎内で育つので父親よりも母親に愛着を感じる、なんていう非科学的なこともさらりと書かれている。これだけで信憑性が揺らぐなあ、と思うのはわたしだけか?

読んで良かった度 ★★★★☆(4/5)

【育児の読書ログ 028】お母さんはしつけをしないで

親自身が自分の固定観念に縛られることで、子供さえも追い込んでしまう。
しつけは、「しつけ縫い」の「しつけ」でよい。

読んで良かった度 ★★★★☆(4/5)

【育児の読書ログ 027】人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

STEM教育とは何か、の参考書程度に。
未来を生きる子供を育ててゆくためには、親もある程度の広い視野を持っていなければいけないなと思わされる。時代は変わってゆくのだ。

読んで良かった度 ★★★☆☆(3/5)

【育児の読書ログ 026】ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件

虐待をしようと思って子供を産む親はいない。
何に追い詰められ、何に怯えて、わが子を苦しめるのか。
自分とは無関係の話だと思わずにいたい。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 025】ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記

ずいぶん前に読んだ。
子供をよく観察し、忍耐強く接する、はすべての子育てにとってとても大切なことだと思う。参考にしたい。

読んで良かった度 ★★★★☆(4/5)

【育児の読書ログ 024】「学力」の経済学

教育にエビデンスを、という言葉にしびれる。非常に面白かった。
思い込みの教育がわるいとは思わないけれど、親としてどういう基準に従って子供を教育していくべきか、その筋を通しておくことは重要だということを改めて考えさせられる。
教育は「一億総評論家」状態、というのには思わず笑ってしまった。
おすすめ。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)