上田ちまき

夫と8歳息子との暮らしのはなし。 毒にも薬にもなりません。 裏note https://note.com/uchimaki_dside/

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    上田ちまきの(比較的)スキの多かった記事をまとめています。お酒のつまみにどうぞ。

  • 育児の本の読書ログ

    産後にぼちぼち読んだ育児関連書籍のレビューです。おすすめも、おすすめでないものも淡々と集めていきたいと思います。

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息子が生まれて、わたしたち夫婦の関係はすっかり変わってしまった

息子が生まれるまで、わたしと夫はとても仲が良かった。 たくさんの感情を共有して、相手の喜びをまるで自分のことように受け止め、いつも譲り合うことができた。 だけど、息子が生まれて、わたしたち夫婦の関係はすっかり変わってしまった。 毎日毎日、朝から晩まで、わたしと夫は争ってばかりいる。 どちらも引く気がないので、終わることのない戦いだ。 どうしてこんな風になってしまったんだろう。 朝は、どちらが先に息子に「おはよう」を言われるかで争う。 わたしが息子を起こしに行くと、夫も

    • 習い事をひとつ増やしたら、しんどすぎた

      習い事をひとつ増やした。 息子じゃなくて、わたしの。 「習い事」と呼べるほどたいそうなものではないけれど、あまりに怠慢な性格で、体を動かすことに微塵も興味を示さないわたしを見兼ねた夫に勧められて、数年前から週に1回、ヨガレッスンに通っている。 ヨガのレッスンがある日は、仕事から帰ってすぐに食事の用意をはじめあれこれ家事をしてから、夫に残りの雑事と息子をまるっと任せてレッスンに行き、息子が寝入ってから帰宅するという生活。 ヨガ自体は楽しく通っているけれど、どうにもこうにも

      • 夫とわたしの、夏休み反省会(備忘録)

        夫とわたしの、夏休み反省会。 今年の夏休みはどうだった? (夫)楽しかった。息子と楽しいことがたくさんできてよかった。 (私)反省点は多々あるけれど、トータルで楽しかったのでよし。 具体的に何が楽しかった? (夫)息子とラジオ体操やプールに行った。旅行も息子のリクエストに答えられたし、彼の「行きたい」「やりたい」をたくさん叶えられたと思う。 (私)長期の旅行が楽しかった。それ以外に、毎週末いろいろ出かけられて、夏を満喫できたと思う。息子にも自由な夏休みを過ごさせることがで

        • 終わらない夏ヤスミノシュクダイ2023

          まあ、終わらないよね。 息子の、夏休みの宿題。 あれ? 夏休みってあと5日(実質4日)しかないんだけど。 40日くらいあったはずなんだけど。 なーんでまだ宿題終わってないのかな? いや、単純な話。 やってない。 やらないから、終わらない。 やってないから、終わってない。 自分自身のことを思い返してみると、狂人的に怠惰なわたしは、夏休みの宿題なんて7月のうちにさっさと終わらせて、残りの1ヶ月を無意義の限りを尽くしてダラダラ生きることに情熱を捧げてたから、ほんっとに、なんっ

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          息子と、あのとき言えなかった話をしよう

          「あのさあ、」 おやすみを言いにきたわたしに、タオルケットにくるまった息子がしずかに話しはじめる。 「息子くんが赤ちゃんだったときさあ、息子くんが眠れなくてさあ、そのときお母さん、どうして息子くんの背中に手をあててたの?」 小学生も2年目とはいえ、まだまだ語彙力のひくい少年との会話は、まるでなぞなぞのようで、はじめは何を問われているのかまったくわからなかったのだけれど、ていねいに聞き取りを進めていくと、それは「添い寝」のことを言っているのじゃないかと思い至る。 毎日あん

          息子と、あのとき言えなかった話をしよう

          息子のジスィズ、ナツヤスミ

          朝6時に起きて、ラジオ体操に出かけていく。 ハンコがまたひとつ増えたカードを得意げに持ち帰り、朝ごはんの支度ができるまでの間、勉強をする(ふりをする)。 午前中は学校のプールへ行き、その後は休憩がてら図書室に寄って、お気に入りの「サバイバルシリーズ」を思うぞんぶん読む。 帰宅したら水着を手洗いして干し、アイス片手に扇風機の前でア"ア"ア"ア"ア"と声をだして遊ぶ。 午後はゲームに漫画、YouTube、好きなものを好きなだけ吸収したり、たまにお友だちに会いに行く。 早めにお風呂

          息子のジスィズ、ナツヤスミ

          老人と子どもと、わたしの未来と。

          朝6時、息子のケータイ電話が鳴る。 聞き慣れない呼び出し音にビビッていたら、パジャマ姿の息子がうれしそうに「鳴った!鳴った!アラームしておいたんだよ!」と、寝室から飛び出してきた。 ケータイの画面に表示される文字。 「なつやすみのはじまり」。 あ、そんな機能あったんだ…。 共働き家庭のひとりっことして暮らす息子は、ひとりで留守番をすることもたびたびあるので、半年前からケータイ電話を持っている。 登録した相手の受信・発信のみ可能で、GPS機能のついた、いわゆる、みまも

          老人と子どもと、わたしの未来と。

          夜を、息子と歩いた。

          長かったコロナ禍がようやく明けて、ぼちぼちと以前の日常生活を取り戻しつつある今日このごろ。 わが夫は、元来の陽キャっぷりをずいぶんと発揮するようになってきた。 学生時代の友人たちと飲みに行き、当時のバイト仲間がオープンした店を訪れ、上司とその家族を自宅に招き、今度は前職の友人たちとオクトーバーフェストに出かけるという。 日比谷のオクトーバーフェスト。ジュライだっつーのに、オクトーバーフェスト。初夏だっつーのにオクトーバーフェスト。どこのドイツだ、オクトーバーフェスト。 好き

          夜を、息子と歩いた。

          最初で最後の小学一年生

          息子の、人生たった一度の「小学一年生」が終わる。 一年前には、こんな大きなランドセルを背負って学校を行き帰りするなんて無理じゃない?と思っていたけれど、何のことはない。教科書やタブレットでぎゅうぎゅう詰めになったこの重い荷物を「修行だ!」と勇ましく担いで出かける姿に、何度も笑わせてもらった。 学校、どこにあるかわかんない。なんて言っていたのも嘘みたい。今ではお友達とおしゃべり(たぶん寄り道も)しながら堂々と帰ってくる。 夢みたいだな、と思う。 あまりに当たり前の日常だけ

          最初で最後の小学一年生

          壊れた炊飯器と、おにぎりを食べる息子。

          最近ね、鍋でお米炊いてる。 めっちゃていねいな暮らし、夏の日の2022。 以前に何度かマジで料理がきらいって記事も書いたし、年に一度つくる息子のお弁当も前日眠れなくなるほどプレッシャーだって言ってたんだけど。 どんな心境の変化かな?って。 あんなに「この生活からすべての料理の手間暇を駆逐しろ!山本ゆりこそが唯一神!」って最前線で抵抗してた過激派ダラ奥のわたしが、早朝からコトコト鍋でお米を炊いている。 うん。 炊飯器、壊れた。 炊けるには炊けるんだけど、稼働しながらなん

          壊れた炊飯器と、おにぎりを食べる息子。

          泳げないわたしと、水に潜れない息子

          息子の人生はじめての夏休みが始まって一週間。 6年間、盆暮れ正月以外はせっせと保育園に通い続けてきた彼は、小学生になってこの夢の1ヶ月半がスタートするまで、マジでマジで「夏休み?何それ、おいしいの?」状態だったのだけれど、もうね、3日で宿題ドリルも終わらせちゃって、毎日毎日遊びに遊んで、遊び倒して生きている。最高だね! だけど、今朝の彼は憂鬱。 今日は学校で水泳指導がある日。 学校は大好きだし、プールも三度の飯より大好きだけれど、息子は「学校のプール」がきらい。 「だ

          泳げないわたしと、水に潜れない息子

          友達ができない息子

          息子が小学生になって、早いもので2ヶ月が経った。 もうすっかり登下校もひとりでできちゃうし、帰ってきたら言われなくても手を洗う。立派に給食当番こなしちゃったり、音楽の授業で校歌も歌えるようになっちゃったし、宿題だって毎日ばっちりやれちゃってる。 天才。小学生の、天才。 だけど、もう季節も移ろって、みんなクラスメイトの顔と名前も全員覚えちゃったんじゃない?っていうこの時期になっても、息子には友達がいない。 はじめのうちは、わたしも毎日みたいに「今日はだれかとお話した?」と

          友達ができない息子

          知らない間にだれかの推しになっていた

          息子の保育園生活も残すところ、あと1日。 マジでこの日がくるんだなあ。 いつかいつかと思っていた日がくる。人生、これのくり返しよ。 なんて言いながら、わたしも息子を保育園にどっぷり預けてるワーキングマザーってやつなわけで。息子の卒園にはもちろん気をもみつつも、いやいや、つーか年度末なんですわ。クソ忙しいんですわ、仕事。って、そっちにも気を配らなきゃならんっていうね。しんみりしてる暇もない。社畜ママ、絶好調。 今日もいつも通り仕事を終えて、バタバタと息子を保育園に迎えに行

          知らない間にだれかの推しになっていた

          息子の卒園式で泣けなかった

          6年前のあの日、ちいさな希望とたくさんの不安と、それからまだひとりで歩くこともできない息子とを抱いて訪れたこの場所で、沈丁花のあまい香りに出会ったのを覚えている。無骨な鉄製の門を脇で彩るように、その花は咲いていた。 息子くん、素敵なお名前の由来は何ですか? 玄関先でわたしたちを迎え入れながら、笑顔とともにそう声をかけてもらった。あの言葉から、この場所でのすべてがはじまった。 息子が、卒園した。 0歳から6年間、通い続けた保育園を卒園した。 いつかくるとわかっていたそ

          息子の卒園式で泣けなかった

          6歳息子の「結婚したい」宣言

          「ぼくね、結婚したいひとがいるんだよ」 あっぶっね。 持ってたスマホ落として足の指スコーン!とやるとこだった。 息子の突然の「結婚したい」宣言。 なんつーか、フリーズしたよね。マジで。 頭ん中、真っ白。完全にホワイトアウト。 もう季節は春に移ろっているというのに、わたしだけけっきょく南極大冒険。 いや、いつかはそんなこと言う日がくるかもなーとか、 そんなことを想像することもあるけれど、いやいや、早すぎ早すぎ。 何?まだひとりでカップラーメンも作れない分際で、 所帯持ちた

          6歳息子の「結婚したい」宣言

          22世紀の息子に会いたい

          七夕の夜に唐突だけど、 奥さん、「人生100年時代」って知ってます? 厚生労働省さんいわく、 「ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています」 なんですって。 たった30年前には「きんは100歳、ぎんも100歳」なんつって、 「あの双子ばーちゃん、すげーや!」って日本中で大はしゃぎしてたのにね。 そんでもって、ふと気づいたんだ。 うちの息子ね、2015年生まれ。 つま

          22世紀の息子に会いたい