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#45 任期中の就職活動

私は「地域おこし協力隊」の任期中、就職活動をしていました。それは、定期的に、退任後どーしよー!の波が襲ってくるからでした。

一番最初に、危機感を覚えたのは、ミッションの実情が分かった時でした。着任数か月後に、おや?ん?と、ミッションに疑問を持ち始め、メインミッションとして支援していた「カフェが併設された地域のコミュニティスペース」で作業をするだけでなく、どんどん地域に出て、色々な所に顔を出し始めた時のことです。

ある地域の方が、その「カフェが併設された地域のコミュニティスペース」にまつわる色々なことを話してくれました。その話を聞いた時の率直な感想は、「げげ!!そんな背景なのぉおお!?」「私のミッション成り立つの!?」「ミッション精査しとるのかぁああ!?」と、かなりショックでした。

「地域おこし協力隊」として地域を盛り上げにきた、よりによってその拠点が、地域とぎくしゃくしている!!!そりゃ、何事も味方ばかりではないにしても、「地域おこし協力隊」の入れ方、雑ではないかい!?と思いました。

この時、任期を満了せず、途中で「地域おこし協力隊」を辞めるかも、という可能性が頭をよぎりました。「地域おこし協力隊」を辞める=速攻無職=速攻無収入、となります。それで、「地域おこし協力隊」の収入だけに頼っていてはだめだ!と危機感を覚えたのです。仮に「地域おこし協力隊」を辞めることになったとしても、ただただ貯金が減る状態ではなく、数万円くらいの収入を持ちつつ、次の準備ができるくらいの状態にしておこう、と思ったのです。

これは、性格によるところが大きいかもしれません。こんなこと考えずにささっと辞める人もいると思います。私は、石橋をたたきながら冒険するタイプ、なので笑。

この時は焦るばかりでしたが、「地域おこし協力隊」を辞めるという選択肢は現実的ではなく、今までお伝えしてきたように、ミッションについて「なんとかしなきゃ!」「どーしたらいいんだろう!?」と、自分なりにミッションに取り組むのが自分の任務だ、と感じていました。

また、第3者の意見を鵜呑みにするより、まずは自分自身で関わって、取り組んで、感じて、その結果、自分がどう思うか、が大事かなと。辞めるも続けるも自分の実体験から納得することが大事かなと。そういう思いで、「地域おこし協力隊」を続けることを選びました。

その後は、ご存知、ミッションの軌道修正などの山場を越えました。そして、2年目の終わり、3年目を目前にし、その最後の3年目の1年間の動きの計画を立てた時、その動きの中で、退任後の収入につながるものは何一つないな、とはっきり分かり、就職活動を始めました。

就職活動①
 協力隊とダブルワークで、退任後もそのままできそうなものを探しまし
 た。見つけたものは、パートで、まあまあ働かなければならない業務内容
 でした。通勤も必要ですし、業務を覚えるのにも少し時間がかかりそうな
 仕事でした。とりあえず、履歴書・職務経歴書を作って応募し、面接を受
 けました。

 しかし、面接の際、どのくらいシフトに入れるか、という話になり、まだ
 まだ協力隊の活動が主で、その動きも読めない、ので、現状では両立は難
 しそうだ、ということになりました。結果、退任後、是非また応募してく
 ださいね~、で終わりました。

 退任後、どうにかしなきゃで、金銭面重視で、ちょっと焦って準備して面
 接まで受けましたが、やはり、ご縁はありませんでした。退任後も、応募
 していません。

就職活動②
 これは、前回、副業事情をお伝えした時の、退任後を見据えたアルバイト
 その1
、のことです。就職活動①で、履歴書や職務経歴書を作っていたの
 で、どんどん応募しちゃえ!という勢いで応募しました。

 お伝えした通り、1年はしましたが、今はしていません。

就職活動③
 
3年目の夏くらいに、いよいよ、退任後どーしよー!の波が本格的に押し
 寄せ、前述の就職活動①②を皮切りに、求人情報を定期的に見ていまし
 た。また、一般的な求人情報サイトももちろんですが、自分のやりたいこ
 と、協力隊の間に本当はもっと取りかかりたかった事が仕事としてできそ 
 うな会社や団体などを探しました。とりあえず、自分の中にあるキーワー
 ドをばんばん入力し、ばんばん検索していました。

 ん?この感覚、デジャヴ・・・、だぞ。
 そう、「地域おこし協力隊」になる前の、情報収集している時期の自分と
 全く同じ。3年前と同じかい!3年前と言わず、人生で何回目かい!ま
 た、このループかぁ・・・、とさすがに自覚しました笑

 どんなループかというのは、またの機会のお話として。

 ばんばん検索していると、お!これは!という団体を見つけ、おお!これ
 ぞ!!というポジションの求人を見つけました。まさにやりたい内容~! 
 もしこれに受かれば、早めに協力隊を辞めるのもアリ!!と思えるもので
 した。しかも締め切り間近っ!しかも、この団体はずっと前に知っていた
 のですが、このタイミングでピコーン!と来るとは。人生不思議。

 超特急で履歴書・職務経歴書・志望理由書もろもろを仕上げました。この
 時、就職活動を緩くても始めていて良かった~!と思いました。全くのゼ
 ロから書類を作るよりは早くできたからです。

 そして応募っ!結果は、残念っ!!オーマイガット!!!
 不合格、というよりは、「実はたったさっき、採用が決まってしまいまし 
 てぇ…」とのこと。

 それがホントかウソかは定かではありませんが、ご縁がなかった、タイミ
 ングも合わなかった、事実、合格に至らなかった、ということです。仕事
 内容良かったのにな~、ショック。。。

就職活動④
 
これは、前回、副業事情をお伝えした時の、退任後を見据えたアルバイト
 その2
、のことです。これも、お!またまたこれぞ!!という仕事内容
 で、受かりましたが、3か月くらいして辞めました。結局、自分には向い
 ていませんでした。

このように、3年目は色々と就職活動をしながら、協力隊の活動もしていました。退任後どーしよー!の焦りから、個人的には退任後の空白をあまり開けたくないことから、就職活動や情報収集にエンジンがかかり、夜な夜な、書類作成、情報検索していました。

しかし、就職活動③や④までやってみて、良くも悪くもエネルギーが切れました。協力隊の活動をしながら、ず~っと情報収集、ず~っと書類作成、夜な夜な。疲れました笑。一旦やめよう就職活動は!と思い、3年目の10月ごろから、ピタリとやめました。

就職活動を本格的に再開したのは、退任後1か月経ってから。協力隊のうちにもがいていたので、退任直前直後で焦ることなく、ま、ぼちぼちゆっくりしよう~と思っていました笑

任期中の就職活動で得たものは、
退任後の仕事ではなく、変な落ち着き笑、変な度胸でした笑

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