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高校受験、そして子への投資。

娘のLINEの時間は減り、子供達の健全な?社交場である公園で遊ぶ率も減りました。個別指導塾に通っているので週二日の通常時間のみだけではなく毎日、自習教室に行くようになりました。帰ってからも、身支度や見たいドラマに合わせて勉強をしています。二学期は一学期と比べ学習などの発表の場に、テスト三昧。みんなやる気オーラが出まくり!彼女も毎日毎日、必死に多分きっと頑張っています。がんばっているよね?頑張れ!信じてる!応戦するよ!

・・・だから、あれだけ!夏休みに集中しろって言ったじゃん!地区祭りに友達と早朝ランニング、部活動に社交場での遊びにガールズトークばかりに力を入れんなって言ったじゃん!程度を考えてスケジュール調整して寝る時間と勉強する時間、遊ぶ時間割り振れと言ったじゃん!「青春はいまだけなんやから!!」と熱弁し「塾にちゃんと行ってるから勉強できてるし!」

現実は・・・。二学期の実力テストなどの点数が自分の想像以上に低くて「夏休みもっと勉強すればよかったわ」って!!いまさら言ってんじゃないよ!オカンはギャン泣きだよ!数学の相似ってなんなの!数学で掃除でもするのか。(錯乱中)勉強したつもりになっていただけですよね、それ。わかってます?

ニュースなどでご存知の方は多いと思いますが。2016年度の大阪府立高校入試は中学校の内申書の評価成績を現在の「相対性評価」から「実力評価」に切り替わります。受験とは個の実力。私は実力評価に対しては異論はない。ただ、当事者として考える時間があまりにも足りなかった。薄々告知はされていたが正確な情報は手に入らなかった。情報収集不足だと失笑して下さってもいい。しかし、現実的にどういう内容を採用されるかなど学校と言う現場に届かない事もあった。ひどい時には新聞記事で今朝知ったと言われる先生もいた。校長先生、進路指導の先生、塾の塾長たちはひたすら情報収集に汗を流した。

制度など「変化」が伴う時は何かしらの苦痛は避けて通れません。これは必然です。なぜ自分の代でと憤慨したくもなります。変わりたいなら、声を上げなくてはいけない。逆も然りだ。変わりたくないなら変わりたくないと声をあげなくてはならない。変化を望むなら、厭うなら〝適切な場所で〟〝与えられた権利の中で〟声をあげなくてはならない。時には自分の手の届かない所で変わって行く事象もある。それらに対して受け入れるなら、受け入れられないなら、変化に合わせ上手く対応していかなくてはならない。世知辛くても。さらっと書きましたが簡単では無い。辛いものです。私は出来るだけ変わりたく無い人間ですから。矛盾の中で生きている。

校長先生も、進路指導の先生も学校全体も手を打ってくださるが、例年通りの手法が使えない。先生方の実力が前年より問われる。しかし、先生も人間だ。疲れだって出る。先生が使える時間は物理的に限られている。部活やら生徒指導やら、訳のわかなない何かとか。ブラック企業だと思う。どう見てもブラック企業確定なのに周りがそれを許さない。教師、なんだからと言って。先生方いつもお疲れさまです。怒涛の現場で一部の子供達は疲弊し実力テストと言う団体競技を受けない子もいたそうだ。大阪府の実力テストなどについて詳しい事が気になる方は個々でお調べ下さい。私には返答は難しいので。

正直この情報戦について行ける気がしなかった。私には無理だと早々に判断したのです。学校の教育だけではなく、彼女に塾ででもしっかり学んで貰うことにした。しかし、血反吐を吐きそうな金額ですね、塾。

私は低所得者です。そんな貧困層な私が子を塾に入れ、しかも個別塾とか正気の沙汰ではない。塾代は月に*円の支払い。それが無ければほぼ毎晩外食か栄養バランス完璧な食事を提供した事でしょう。先生の指導には感謝していますが、私の娘は自分で胸を張る程の馬鹿です。「私、塾に行かんかったら絶対、勉強してへんわ。馬鹿やから遊んでた。」と言っておられます、はい。

それでも、勉強をする環境を彼女に与えたのか。理由は簡単です。

彼女へ投資するする事は、未来の社会福祉に還元するためだと私は思っています。彼女がそれなりに社会で笑って生きていき、納税をする。今の投資は彼女と未来の社会のためです。彼女はそんな大それた事は考えていません。可愛い制服が着たいな。共学の方が彼氏できるかな?校則厳しすぎる所は嫌だけど派手すぎなのは嫌だな、将来は**になりたいな・・・など高校生活に向けてキラキラしています。彼女はそれでいいのです。今は贅沢は出来ないけれど大人になった時に、自分で贅沢をしてください。その為に私は手助けをします。

将来、うまい寿司を食わせてくださいませ、娘よ。頼む。

受験前に10万円ちょい握りしめて、有馬温泉へ一泊2日娘と2人、はじめて親子旅行した時の写真。(息子はデイケアで横浜に行っていた)色々とあったなあ。追記2020/12/22

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