[8]湯船でまりつき
柚子浮かべ
縁日待ちわぶ夕べを想う
湯船で毬つく
長い夜の底
湯船でおしくらまんじゅうしている
柚子を見ると心がはずむ。
縁日の風船釣りを連想するからだろうか。
夕方の長さが恨めしく気もそぞろ、
夜の闇の気配にときめいた夏の頃。
湯船に浸かりながら
柚子と戯れていると、
湯気と柚子の香りに包まれて、
あたたかく暗い夜の底で、
時が止まってしまうようだ。
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