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すずしく光るレモン


一軒家に住んだら何を植えたいか。レモンと即答する。ハーブや大葉も植えるけど、木なら断然レモンだ。定年後みかん農家になろうかなと言ってるよく食べる人にも「少しでいいからレモンの木も植えてくれ」と頼んである。窓際からレモンの木が見えたら、死ぬ間際まで「かーーっ、レモンサワー飲みてえ〜!!」ってなるだろうな。

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そんな私のもとに、今年は現地調達した新鮮なレモンがある。そして世の中の情勢、ステイホーム。


レモン祭りじゃ〜〜!!!

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これはレモンを長生きさせるためにつけた柑橘カバーに包まれたレモンたち。カゴにレモンを積んで絵画みたいな雰囲気を出そうとしたけど無理だったの図とも言う。

レモン祭り、まあ当たり前の流れである。コロナがひどくなると奇しくも完全週休二日制になるので、週末小麦粉活動が活発化する運びとなる。さて、今週末もどんどん焼くよ!


レモンメレンゲ

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これはもうね、どしょっぱつからテンション下がるんですけど上手くメレンゲできんかった。すみませんねこんな序盤から消極的で……。

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ほんとは星口金でやりたかったんだけどこりゃ無理だと思い丸口金に変更。ぷよぷよみたいな頼りないメレンゲが50個近く爆誕した。イタリアンメレンゲ、5回くらいやってるのに一度しか成功してない……。来週にでもチャレンジしたる!!マカロン沼にハマる方々の探究心が伝染ってるなこりゃ。というか私はまずメレンゲを攻略せねばマカロンの登山口にすら足を踏み入れることができん。

ちなみにしっかりめに焼いて乾燥させたら食感は悪くなかった。


サブレシトロン

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サブレシトロンを焼くことは、レモンを手に入れた時から決まっていた。というか先週も焼いてるけど。これは大寒の風物詩、しばし日光浴中のバター。

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サブレシトロンは、いつも作ってるバニラサブレの配合にレモンゼストを入れた。粉はエクリチュールを使用。

バター 50g
グラニュー糖 35g
卵黄 1個
アーモンドプードル 20g
薄力粉 100g
レモンの皮のすりおろし 1個分

今回は倍量で作って、紅茶とプレーンに分けた。紅茶はアールグレイのティーパック用のものを2〜3gくらいかな。お湯で少しふやかして茶葉を開かせてから混ぜ込んだ。

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おのおの自由に型抜き。満を辞しておニューのレモン型も登場させますよ🍋

焼成

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レモンゼストと茶葉入れてるのでオーブンに張り付くように焼き色チェック。これはちょっと焼きすぎたかもしれん。アールグレイを一枚頬張ると、香りがふわっときた。これは成功だ。

レモンアイシングもかけてこ。余ったレモンゼストも少々。

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少しぷっくりめのアイシングで仕上げた。レモンアイシングは己の感覚を信じて作ると必ず失敗するゆえ、これだけは毎回ルスルスのレシピでしっかり計量するよう心がけている。追加でレモン果汁入れる時も、慎重に一滴ずつ加える。


ウェークエンドシトロン

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いつもの小嶋ルミさんのパウンドケーキ。削りたてのレモンゼストと、レモンピールが余ってたので入れた。めっちゃれもんれもんしてるぅ〜🍋

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家用とお渡し用で2本分。

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SASUKEの第一ステージで出てくる壁を思いながら生地をはりつけると上手く行く。気がする。

焼成

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途中でナイフで切れ目を入れたのでぱっかんしてます。よい焼き色!

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シロップは紅茶のリキュールで作ったものをたっぷりとうっておく。ラップに包んで仕上げは次の日に持ち越した。


翌朝、仕上げにかかる

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これこれ〜〜!!この瞬間が好きだ!!サブレと同じく艶々のレモンアイシングをたっぷり。氷柱ができるように調整しながら。トッピングはピスタチオとレモンゼストの二種。


完成

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窓辺のウィークエンドシトロン。すました顔しやがって。

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こっちはレモンゼストの方。ピスタチオない時はこっちもいいよね。

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半分はおうち用、もう半分はお世話になってる先輩への贈り物としてお包みした。


ええ感じに撮ってもらったものがこちらです

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レベルが違うぜ……

毎度思うけど、自分で撮る写真と違って新鮮すぎる。というかカメラマンの先輩、おやつ撮るの上手すぎる。GRのマクロレンズのピント感が掴めず毎度手づかみでひたすら撮りまくる私の写真とはワケが違うな……。

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レモンも喜んでるだろうな。おべべ着せてスタジオで「はいこっちですよ〜!📸🧸」ってされてるイメージ。プロのカメラマンは違うな。素敵に撮ってもらえて嬉しい。


削りたて搾りたてレモンな週末🍋

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久しぶりにたくさんの種類のおやつを焼いて、人に贈った。ご時世に影が落ちると、人には会えないが、家でおやつを焼きまくる周期がやってきたなと感じる。これはこれで楽しいものだ。改めて落ち着いてる間に瀬戸内に旅できて良かったと思う。

カメラマンの先輩は日当たりの良い4口コンロのお部屋に引っ越すらしく、また落ち着いたら新居でおやつ会をしようと話している。そんな小さな光のある近い未来を、手のひらで数えられる程度に携えて暮らしていきたいところである。


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