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30秒でわかるコーチング:クライアントの目標達成が最優先であるべき理由
新しい年を迎え、何か新しいことを始めたい、目標を達成したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、すでに何かしらの忙しさに追われ、自分の成長や目標達成のために時間をかけるのが難しいと感じて初めているという方もおられるかもしれません。
そんなあなたにこそ、コーチングは役立つツールです。今回は、国際コーチング連盟(ICF)が提唱するコアコンピテンシーモデルを参考に、コーチングを読み解いていければと思います。
コアコンピテンシーとは
改めて、ICF(国際コーチ連盟)のコアコンピテンシーとは、効果的なコーチングを行うために必要な、コーチが備えているべき能力のことです。4つの大きなカテゴリーに分けられます。こちらのマガジンで全てを解説をまとめたいと思っていますので、よければご覧いただければと思います。
今日は、3-10、合意の確率と維持を主題とした章の10番面の条項についてみていきたいと思います。
Continues coaching in the direction of the client’s desired outcome unless the client indicates otherwise(クライアントが表明しない限りは、クライアントが希望する成果に向かってコーチングを続けている)
この章では、あらためですが、合意の確率と維持が主題の章です。その情報を念頭にみていくとこの条項に書かれていることについては、いくつかの大事なポイントが見てくると思います。ひとつずつ見ていきたいと思います。
クライアントの目標達成を最優先に
このコアコンピテンシーは、一言でいうと「クライアントの目標達成を最優先に考える」ということです。コーチは、クライアントが自ら望む未来に向かって進むためのサポート役です。そのため、クライアントが方向転換を望むまで、一貫して目標達成に向けてコーチングを続けていくことが求められます。
コアコンピテンシーの意味を深掘り
「クライアントが表明しない限りは」の意味
クライアントの意思を尊重するということはどういうことでしょうか。それは、いくつかあると思いますが、自分が受けたセッションのフィードバックで印象的だった言葉があります。それは
「コーチの興味で質問されなかったから、よかった」
というもの。
この後に、コーチとしての質問をうけていながらも、それはコーチ自身の興味というよりもクライアントであった方自身が深く自分をしりたいと考えるきっかけとなった質問になれた、ということだったので、いい時間を過ごせたというようなお話しがありました。
コーチングをしていると、どうしてもコーチ自身の経験や感覚が出てしまう部分があります。テクニックで回避することもはできるものの、コーチとしての在り方として考えると、コーチ自身の興味関心よりもクライアントが自身でどうやって目標に辿り着くのかに焦点を当てたセッションできるように言葉を選ぶことが重要であると言えるでしょう。
つまり、コーチの興味で質問をすると「クライアントが表明してない」にもかかわらず、コーチングの向かう方向性が変わってしまう、ということなのではないでしょうか。
「クライアントが希望する成果」の意味
クライアントの希望する成果とはなんでしょうか。よくコーチングでは「このセッションが終わったら、どうなっていたいですか?」と冒頭で聞くことがあります。まさに、これはクライアントの希望を本人の言葉で表現してもらい、それに向かって一緒に歩んでいくということを確認すること、合意を確率するためのプロセスだと言えます。
コーチもクライアントも違いにエスパーやニュータイプと呼ばれる、相手の言っていることを過不足なく理解できる人ではないので、言葉にすることで共通認識を持つ、ということの大切さをここでは言っているように思われます。
セッションのスタートと終わり、その二つのポイントを明確にできるkとでコーチもセッションの中で羅針盤としての役割を果たしやすくなりますし、クライアントも自身がゴールに向かっていってるという感覚を持ちやすいのだと思います。
原則的なことですが、コーチングセッションにおける成果はだれのものか、それはクライアントのもの以外にはないのだと個人的には思っています。クライアントはクライアント自身がゴールに向かって進むことができるという確信を持つこと、故にクライアントの希望する成果をクライアント自身が言葉にできる、ということの大切が書かれているように思われるのです。
「コーチングを続けている」の意味
ここでいうコーチングを続けている、というのはいわゆるゴールにに向かって歩み続けているということ他ならないと個人的には思います。セッションは一定のスピードですすむものではなく、あるタイミングを切り取れば、言葉や発見が後少しで見つかるかも知れないもどかしさで、堂々巡りをしている場合もありますし、オートクラインが起きた後で、驚くぐらいのスピードでもの事が前に進む、ゴールまで一直線に進んでしまうということですらも。
つまりはどんな状態であっても、コーチはクライアントのことを信じて、そのセッションを通じてクライアントが自身が希望した成果を手に入れるために進むことができるんだということを信じて、コーチングを続けることが大切である、とそう言っているようにも聞こえるのです。
そして、適切に進捗を確認して、フィードバックをして、クライアントが希望する成果にたどり着くことを継続的にサポートしている、そんな姿勢や在り方が求められているのではないのかなとと思うのです。
まとめ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。この短い文章の中にもコーチングを学ぶ、考える上で非常に重要な概念がかなり入り込んでいたような気がします。自分自身、文字にしてみて頷き、また発見しながら書いて予定した文字数を大幅に超えてしまっているので、30秒シリーズとしては出せないと思う内容になってしまいました。ですが、それぐらい重要で濃密な内容なのではないかと思われるのです。
あなたにとってクライアントが希望する成果と、どのように向かってきましたか?
何か心に残った事があれば、ぜひ言葉にしてみてませんか?コメントをもらえると嬉しく思います。
読んでいただきありがとうざいます!!
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