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休職したから感謝できる
フルで仕事復帰になって半年。
まだたった半年か!と思う。
まぁ休職前の職場に転勤する前にここに居たのだし、立ち上げに関わって色々な仕事を固めるところを経験していたので、自分でもびっくりする位に覚えていた。
その上一緒に仕事をしていく面々が、とてもいい人達で当然雰囲気もいい。
仕事内容はハードで大変だが、ここで復帰できて本当によかった。
なぜ休職しなければいけないほどボロボロになったのか。
今だって通院し、毎日薬を服用しているので、完治したわけではない。
ただ薬はとても減った。
あと一息だって感じだろうか。
とにかく日常生活が出来ないほどにめまい、頭痛、息がうまく出来ない、手足が冷たくなる、等々。
あげくに頭を抱えてわめきながら駆け回りたくなる。
こりゃダメだと医者に行くことになるのだ。
原因はマスク。
マスクをすることもだけど、それ以上に私を追い込んだのはマスクをしている人を見ることだった。
なぜ皆は平気で、自分はダメなんだろう?
皆はどうしてマスクをしている人に囲まれても不安にならないのだろう?
全然わからなかった。
マスク美人は、隠れた顔の部分を半ば無意識に自分の好みのパーツで想像して見るから起こる現象だそうだ。
私にはさっぱりわからない。
隠された部分をを勝手に想像して見ることが出来ないらしい。
隠されている顔半分は存在しない。
もちろん人には鼻や口といったパーツがあるのはわかっている。
でもその形をちゃんと?想像して見ることが上手く出来ないのだ。
だからプリーツのマスクをしている人はオムツにしか見えず、フィットしたタイプのマスクをした人は固い陶器のマスクをした人にしか見えず、アヒルのくちばしにしか見えず、子供は猿ぐつわをしているように見えてしまう。
そんな人に囲まれる恐怖。
今だって落ち着かない気分になる。
よくもここまで回復したものだ。
職場の人達の優しさに助けられ、何も言わずに見守ってくれていた家族に助けられ。
何とか日常生活が送れるようになった。
全ての人達に感謝したい。
孫のパワーに感謝しよう。
お日様や空や植物や金魚とメダカに感謝する。
あらゆるものに支えられているな。
気付くことが出来てよかった。