豆が好きです
小正月。
小豆粥を食べる。
日本って小さな行事も含めると、本当にたくさんあるように思うし、大抵食べ物も付いている。
縁起を担ぐ国民なのか、四季がある農耕民族だから季節に敏感だったり感謝したり願ったりするからなのか。
昨日実家の片付けに行ったら、まだ玄関に松飾りを飾っている家を見つけた。
途中松を持ってすれ違う人が何人かいたけれど、あれってどんど焼きに行く所だったのかも。
確かに松飾りを外す日は特別にアピールされていないし、学校で学ぶ事でもない。
でも私は何となく教えられたし、松の内って言葉も当時はかろうじて使われていた。
今や三が日でも営業している店もあるし、お節を食べない人も増えてきているみたい。
季節ごとの行事も、やたらと盛り上がっているのもあるけどそれは商業ベースで、薄れている感じが多い。
生活自体に季節感が薄れてきている、そもそもの季節だって近年変わってきている。
祭日だって移動されちゃって、本来何故その日になったのかって根本がわからなくなってしまった。
よくなった部分もあるけど何だか味気なくてちょっと寂しい。
せめて自分の子供には知っている限りの事は伝えたい。
そこから先は子供達次第。
50年もしたらどれだけ残っているか。
そんな事を考えながら小豆粥をふうふう。
我ながら美味しい。