6-1『人が成長するとは、どういうことか』鈴木則夫(著)
ある講座のお勧め図書という事で、手に
取りました。
インテグラル・アプローチ!
インテグラルなんて高校で数学をやった
時以来、久しぶりに出会った。
数学では、「∫」積分。
まあそもそも積分って何をやっているのか
理解してなかったか、忘れた。
高校は理系クラスだったのに(笑)
※
で、インテグラルの意味。
本書では、「統合的」っていうくらいの
意味のようだ。
「必要不可欠」を「統合する」
タイトルは心に刺さるが
インテグラル・アプローチとか
よく分からない単語が出てくると
小難しいように感じて、
推薦図書でなければ、手に取らない
種類の本だ。
しかも、約500ページ!
以前読み始めて挫折した
エリックバーンさんの
「人生脚本のすべて」も約500ページ。
いやな予感がする(笑)
でも、タイトル、はじめに、目次、序章に
目を通してみて、本書は私が今読むべき本
だと強く感じた。
出会った感覚。
このnoteの力を借りて、この本の内容を
自分のものにしたい欲求。
※
それでは、「はじめに」からスタート。
「Doing」だけでなく、「Being」の領域の
成長。
あるセミナー講師さんの話を思い出した。
なぜミルトンは人を劇的に変容させることが
できたのか。
ミルトンモデルというのは、誰でも運用可能な
モデルなので、その時代のカウンセラーや
セラピストは、こぞってミルトンモデルを学び
自分のセッションで用いた。
でもミルトンと同様に人を効果的に変容させる
ことができない人が多かった。
それはなぜか。
ミルトンは圧倒的な人間力があったから。
Beingが圧倒的。
同じような言葉で
上手に語り掛け、質問し、承認したと
しても同様な結果が得られなかった。
同じようなことは出来る。(Doing)
でも在り方(Being)の広さ、深さが圧倒的。
違う結果が生じる。
※
強みのことを連想した。
既にある資質を受容し居場所を与え、
相補的なものとして統合。
まさに、強みは相補的である。
一つ一つの強みのエネルギーは確かにあるが、
互いに強化、補完する関係にある。
※
強みがどのように作用するかは、
時代や住んでいる国や地域によっても違う。
そして、私たちが今どのような時代を生きて
いるのかという検証のための地図として、
「クネヴィン・フレームワーク」があげられ
ている。
カネビンと表記されていますが同じ人です。
このサイトを読めば、簡単な説明になって
いるかもしれません。
自己責任でご覧下さい。
地図は、4つの領域に分かれている。
・単純(シンプル)simple
・煩雑(コンプリケイティッド)compkicated
・複雑(コンプレックス)complex
・混沌(カオス)chaotic
本書では、この4つの領域の特徴、
どういう現象が起こりがちなのか、
それに対処するために求められる力
などについて書かれています。
私たちはどこか一つの領域にとどまって生き
ているわけではない。
4つの領域を行き来しながら生きている。
変化の激しい現在に対応するためには、
この2種類の発達を積み重ねていく想定が
となる。
人間はスパイラルに成長、発達していくという
表現をよく聞きますが、それと同じ理解。
スパイラル。
らせん階段。
「水平的発達」と「垂直的発達」の統合。
はじめに、は以上です。
もうすでに濃い(笑)
今日はここまで。
ありがとうございました。
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