ラッキーセブンを持ち歩く女 #名前の由来
私はnoteでは「Nanase」と名乗っていますが、これは本名で「七瀬」と書きます。
母が『七瀬ふたたび』(筒井康隆さん)を読んで温めていたそうで、41年前のキラキラネームなのです。
また、ラッキーセブンだから「七」、瀬戸内生まれだから「瀬」となって名前が完成しました。
「瀬」の中には、「瀬戸内海の波のように穏やかで優しい子になりますように」という意味も込められているそうです。
私は名前、気に入ってます。
私が子供の頃、「ななせ」はまだ珍しい名前で、観光地のお土産コーナーに「ななせ」のグッズがないのが寂しかったです。
「なな」はあっても「ななせ」はなかったんですよね。
それから、小学校に上がると「バナナ!」とからかわれていました。
そんな私を両親は「なな」と呼びます。
七瀬とつけたのは両親なのに呼んでもらえないのです……やっぱり「ななせ」は呼びにくいのでしょう。
親戚には「ななちゃん」と呼ばれています。
中学では「なな」と呼ばれていたのですが、高校に上がったタイミングで「”ななせ”って呼んで」と自ら依頼。
後輩ができると「ななせさん」「ななせ先輩」と呼んでくれました。
「な」が連続したあと「さ行」が2個続いて呼びにくいと私は思うのですが、みんな噛まずに呼んでくれます。
名前にラッキーセブンが付いているので、運は良い方だと思います。
特に人に恵まれるケースが多いです。
筒井康隆さんの作品で七瀬が主人公の小説は『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』があり、このシリーズを「七瀬三部作」と呼びます。
「七瀬三部作」は刊行から40年経っているシリーズで、主人公の火田七瀬はひとの心が読める超能力者です。
『家族八景』は七瀬が家政婦としていろいろな家族の生活をサポートする話。
『七瀬ふたたび』では偶然出逢った超能力者たちと一緒に暮らしていくというストーリー。
『エディプスの恋人』では七瀬は学校の事務員として働いていて、学校の生徒と恋をするというストーリーです。
見かけたらぜひ読んでみてくださいね。
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